短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE:清水ここに @shimizu_kokoni さん

RE わざと寝たフリして恋の駆け引きができたような気になって 夜明け

わざと寝たフリして恋の駆け引きができたような気になって 夜明け — 清水ここに (@shimizu_kokoni) November 8, 2019 「気になって」が、すごく素敵だと思います。自分を客観視しているから。 主体がパートナーと喧嘩してるかどうかは分からないけれど、 安…

RE 「君がいるだけで幸せ」「そうやって君の幸せに巻き込まないで」

「君がいるだけで幸せ」「そうやって君の幸せに巻き込まないで」 — 清水ここに (@shimizu_kokoni) October 17, 2019 凄い! 大切な人との人間関係で、愛している・大切にしている「つもり」ですれ違う状態ってこんな感じありません? 「私を消費しないで」って…

RE 天使しか知らない国があるらしい僕はあなたの羽を折りたい

天使しか知らない国があるらしい僕はあなたの羽を折りたい — 清水ここに (@shimizu_kokoni) September 18, 2019 執着というか、すごくすごく好きだったり、こっちを向いて欲しい気持ちなんだろうなと受け取りました。「ねえねえ」とか「好き」を使わずに表現…

RE 身につけぬ腕時計みたくただ無駄に刻んでいつか止まるこの音

身につけぬ腕時計みたくただ無駄に刻んでいつか止まるこの音 — 清水ここに (@shimizu_kokoni) August 2, 2019 腕時計は時を刻まなくなっても保管しやすいですけど、私達の入れ物はそうはいかないですよね。 漠然とした気持ちとか、哲学的な問いから、いろん…

RE 嫌いだし死んだら良いと思ってるあいつを君が好きというから

正直者さん。 嫌いだし死んだら良いと思ってるあいつを君が好きというから — 清水ここに (@shimizu_kokoni) July 16, 2019 「恋敵」って言葉があるくらいですし、私達の内面でこういう心の動きが起きることは自然なことだと思うのです。 というわけで、半年…

RE 本当に平等な世だと思います?」洗濯ばさみに尋ねられる午後

「本当に平等な世だと思います?」洗濯ばさみに尋ねられる午後— 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2019年7月22日 恋愛が進展して対等は成立しても、平等ってなんだろうって考えてしまいます。機会の平等・結果の平等、色々。 「洗濯ばさみ」は平等じゃないこと…

RE 君だけに生えてる骨があったなら僕の名前をつけてから折る

久しぶりに日に焼かれた気がします。梅雨空の上は、もう真夏の太陽がウォーミングアップ終えているのですね。経口補水液の夏が来ました。経口補水液といえば、体が必要としている時は美味しく感じるけれど、ふだんはまずく感じるよと教えてくれた方がいます…

RE 生物は等しくすべて卑しくて愛おしいからほら、泣かないで

生物は等しくすべて卑しくて愛おしいからほら、泣かないで — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2019年1月11日 いろんな「泣かないで」がありますよね。主体が慰めている誰か・何か(それは主体自身かもしれない)は、醜いとか卑しいという事柄に傷ついたりショ…

RE 不幸とか誰が決めるの?愛されてでも朝ごはんは美味しくなくて

不幸とか誰が決めるの?愛されてでも朝ごはんは美味しくなくて — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年12月21日 「答え」は清水さんが既にお持ちな気がするんです。 「これが正しい」にしろ、何かを評価するにしろ、「基準」を決められることってものすごく…

RE 嫌いだし死んだら良いと思ってるあいつを君が好きというから

清水さん、正直! 嫌いだし死んだら良いと思ってるあいつを君が好きというから — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年12月12日 この作品の魅力は、一つは「ヤキモチを焼いている主体」のみずみずしさが伝わる点です。「思ってる」の後に「、」を入れて読んだ…

RE 誰一人ほんとのことを知らなくて空のジョウロで水遣りをする

誰一人ほんとのことを知らなくて空のジョウロで水遣りをする — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年12月10日 清水さんワールドですね。 とくに惹かれたのは「空のジョウロ」ってキーワードです。だって、きっと主体は涙も出ないくらいの寂しさ・虚しさ・孤…

RE 毒を持つ花さえ愛しがる君だから僕は、僕、壊れ、壊れて、しま、う

毒を持つ花さえ愛しがる君だから僕は、僕、壊れ、壊れて、しま、う — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年11月12日 「こっち」って、連れてかれることありません? 歌いたくないけどカラオケとか、図書館の気分じゃないけどパートナーが読みたい本を探す手伝…

RE あの人の唇に引く紅色が僕だけのはずの春を彩る

あの人の唇に引く紅色が僕だけのはずの春を彩る — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年11月7日 ピュアな少年の視点を思いました。 憧れかもしれない。 独占欲かもしれない。 あるいは「僕だけのはずの春」が、「春をどう感じるかは僕のものなのに、調子狂っ…

RE 宝石は砕けても宝石であれこわれたきみを抱きしめている

宝石は砕けても宝石であれこわれたきみを抱きしめている — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年10月23日 ダイヤモンドが砕けたとして、あるいは奪われてそこに無くなったとして、それでも、さっきまで確かにダイヤモンドがあったことを記憶しているよ。 で…

RE 連作「すてきなごみ」

ごみにもいろいろありますよねという連作を編みました。 「すてきなごみ」 #短歌 #tanka pic.twitter.com/jpZGiGrgJB — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年8月12日 清水ここにさんの世界観がとても好きで、「それな」とどれも読んでしまうのです。とてもじ…

RE 「でも僕は君が好きだよ」「ありがとう(言えよお前は面倒だ、って)」

「でも僕は君が好きだよ」「ありがとう(言えよお前は面倒だ、って)」 — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年9月13日 おまえモテないだけだろって言われたら、「まあそうかもね」ってスルーします。 申し訳ないけど、人生経験少しはある。その上で、僕は「…

RE 好きだったことは覚えてる体温も匂いも忘れてしまったけれど

好きだったことは覚えてる体温も匂いも忘れてしまったけれど — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年9月6日 清水ここにさんの恋歌が好きすぎて辛い。 もしご負担でなければ、ガチでKindle出版ご検討下さい。1冊2000円までなら出します。連作一枚でも、出しま…

RE 悲しみは水に溶けます飲み込めば君の気持ちがわかるだろうか

悲しみは水に溶けます飲み込めば君の気持ちがわかるだろうか — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年8月1日 想いとか心、あるいは恋歌。清水さんワールドは、言うに言えない何かをスパッと言葉でつかまえて、そっと見せてくれる気がします。 悲しみが水に溶…

RE 辛いならわたしを好きになればいい沈丁花の実は食べられないよ

辛いならわたしを好きになればいい沈丁花の実は食べられないよ — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年7月17日 これはっ。 日常に忙殺され、自分のアカウント開けない日が続き、短歌と向き合う余裕もぜんぜんなくて、せめて友達の短歌とか、ふじ子さんからの…

RE クーラーが部屋の重力上げていく 正しい夏をいつも忘れる

クーラーが部屋の重力上げていく 正しい夏をいつも忘れる #短歌 #tanka — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年7月14日 毎年毎年毎年毎年、今年の夏は暑いねって言い続けてる気がします。 今年の夏はヤバイねと言いたいです。 ちょっとズタボロでして、いや…

RE いないと死んじゃうくらい弱くなりたかった腕とか折れて欲しいな

片思いを拗らせて2年経ちました #短歌 #tanka pic.twitter.com/yG3iOthzOv — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年6月29日 もらい泣きなのか、遠い昔の片思いの記憶が刺激されたのか分からないけど、「共振」するくらい、強い作品だと思いました。 想ってる…

RE 「本当に平等な世だと思います?」洗濯ばさみに尋ねられる午後

「本当に平等な世だと思います?」洗濯ばさみに尋ねられる午後 — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年7月7日 洗濯ばさみに、何があったのでしょうか。 「本当に平等な世だと思います?」という問いって、内容はもちろん大切な問いですけど、誰が問うたかも大…

RE 嫌いだし死んだら良いと思ってるあいつを君が好きというから

嫌いだし死んだら良いと思ってるあいつを君が好きというから — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年6月19日 この作品、とてもかわいくないですか? 程度問題なのですけど、焼き餅焼いてくれるパートナーとか、若干束縛入る人の方が人間らしくていいかなと思…

RE 枯らしたと思った枝から芽吹いてた たくさん人を傷つけたけど

枯らしたと思った枝から芽吹いてた たくさん人を傷つけたけど — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年6月6日 枯れちゃったかなと思いつつ、水をあげたり、日当たり気をつけたり、肥料をあげたり、世話をしつづけて、だんだん回復して新芽をつけてくれると、…

RE 思い出すことは何もない故郷には海はなかった なかったのにな

海なし県出身の人間が最近ぱっと思い立って海に行ってきたときの連作です #短歌 #tanka pic.twitter.com/SL6YiKzdwM — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年6月1日 連作「ない思い出が懐かしい」を拝読しました。 連日公開ファンレター書いてます。お恥ずか…

RE 人間に賞味期限はありますか いつまで僕は僕なんですか

人間に賞味期限はありますか いつまで僕は僕なんですか #短歌 #tanka — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年5月31日 大人になった日が、くっきり線引されていないように、少しずつ少しずつ成長あるいは変化して歳を重ねていくものですよね。年を取れば、出…

RE 星空はまぶたの裏にならあって君もまぶたの裏にならいる

星空はまぶたの裏にならあって君もまぶたの裏にならいる — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年5月28日 とても綺麗だと感じました。 恋愛小説とかミステリなどのエピグラフにあっても不思議がないかなって思います。 「裏にならあって」「裏にならいる」と…

RE 泣いている君から夜を受け取ってここは星すらない街と知る

泣いている君から夜を受け取ってここは星すらない街と知る #短歌 #tanka — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年5月24日 「夜を受け取って」にとても惹かれました。 「泣いてる君」がいたとして、慰めたい人もいれば、悲しみに巻き込まれて憂鬱になる人もい…

RE 左手に君が噛み付いた痕がある痛かったけど噛まれてよかった

昔飼ってた犬が死んじゃった時のことを思い出してました #短歌 #tanka pic.twitter.com/i5xXk14rg8 — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年5月13日 連作「まんまるないのち」を拝読しました。 看取った犬と猫のことを思い出しました。幼い頃から一緒に暮らし…

RE 誰もいないのになんとなく遅くには帰れない誰もいないのにな

一人暮らしを始めて1ヶ月たった人間の連作です #短歌 #tanka pic.twitter.com/yjxc5ScBzm — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年5月10日 連作「ひとりぐらせない」を拝読しました。褒め言葉のつもりなのですけど、虚無感みたいなもの、虚しさかもしれないけ…