短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE: 短歌短歌

RE 窓の外しばし眺める扇風機

tanka.sblo.jp 俳句俳句じゃないですか!(※ぼんさんのblogは「短歌短歌」なので)。 あたかも、外を眺めているようだね。という受け止めもいいですが、きの俳句の魅力は「しばし」の使い方かなと思いました。扇風機は首をふりますよね。もしかしたらゆっくり…

RE 図書館の書籍をめぐり棚めぐり 扉ひらくと蝉の鳴く声

tanka.sblo.jp 図書館デートは好きですか? どういう書き出しだ。はい。 ちなみに、僕はすごく好きです。どう楽しいかを語りだすと、どう考えてもうざいので、ぼんさんの作品に戻りますね。 でも、想像してみて下さい。まあ、僕が図書館好き過ぎるとか、本が…

RE 締め切った冷たい部屋の戸を開き 温風を連れ子供が入る

tanka.sblo.jp この暑いのによく外いくよねとか、子ども自体が熱を帯びてるよねとか、むわっとした空気が入ってくるよねとか、うんうんと頷いて拝見しました。 なんなんでしょうこの猛暑は。涼しい土地で暮らす友達に、「こっちは日向が40度くらいいく感じで…

RE 陽が道に写す私のりんかくと ある建物のそれが交わる

tanka.sblo.jp 夕暮れの街を僕らは何を見て歩いていますか。 夕ご飯何にしようかなとか、待っている人や、自分が待ちたい人の顔を思い浮かべて、足早に通り過ぎているかもしれませんよね。 でも、そうではなくて、足を止めて綺麗な西日だなとか、あの雲が好…

RE また同じ空間に居る私と 彼女は二度をふたたびと読む

tanka.sblo.jp ぼんさんは、表現力豊かな人ですがTPOにあわせることができます。 つまり、男として普通に寡黙でいられる人です。集中して静けさをまとう彼は、友人の贔屓目を差し引いても男ぶりが上がります。 彼は極めて論理的思考力が高い人なので、「それ…

RE 成分は同じだけれど色のない 低い空まで手をのばす朝

tanka.sblo.jp 空はどこから空なのでしょうか。 雲と濃霧の何が違うのでしょうか。 もちろん、定義はあるでしょうし違いもありますよね。 でも、幼い日、そうですね幼稚園くらいでしょうか、下手すると地球が丸いという概念も、大気の層は地球レベルで見ると…

RE うたたねしたたくつぶてをかぞえてる けたをとんだりまきもどったり

tanka.sblo.jp 雨音、心地いいですよね。 作品を全て平仮名にされたことも効果的だと感じます。 ことに、「けたをとんだりまきもどったり」が、私にはリアルに感じられます。 雨が降っていて、それは心地の良い雨音で、うとうとしてしまうわけですが、無意識…

RE 台風のかすめる沖にほどかれた 風は私を砂へ届ける

tanka.sblo.jp 台風。気圧湿度寒暖の差、交通網の混乱等、鬱陶しい印象を抱いてしまいます。 でも、視点を変えれば、待ちに待った台風という方もいるわけですよね。 まず、着想の出発点が自由だと思いました。 そして風が砂を私に届けるなら、「風つよいよね…

RE 大小の万葉集の積み木から 私にも合う木を探してる

tanka.sblo.jp この作品は、リアルのぼんさんを知っていると、胸により刺さるものがあります。 彼のblogをご覧頂ければ分かるのですが、彼はバイリンガルです。しかも、それは彼のごく一部であって、彼の強みや専門性は他にあります。 何が言いたいかと言う…

RE 暗闇のメガネを探すようにして 私は人と関わっていく

tanka.sblo.jp 目が悪いので、メガネを暗闇で探すことは、心細さを伴います。 手探りです。 ぼんさんにとっての暗闇とメガネの関係は分からないけれど、彼は強いハートの持ち主ですから、心細さとは違う何かかもしれないですが、「手探り」なのは共通するか…

RE 真夏には赤道からは程遠い この町の陽も真上に昇る

tanka.sblo.jp 太陽どころか人工衛星からだってこんな風には見えないでしょうけど。 赤道から遠いことと、僕らの真上に太陽が登ることを、疑問に思ったことなかった。幼い頃は、赤道には赤い道があるのかなって思ってた気はします。 星座の絵本を見て、プラ…

RE すべり込む日を掃き出して映し出す プロジェクターに外国の花

tanka.sblo.jp お。 ぼんさんのおうちの秘密公開ですか。 プロジェクターは、いいですよねえ。TV見ないし映画館も行かなくて、そもそも動画コンテンツをあまり見ない。そんな私でも、「何この快適空間」って思います。 テレビゲームをやる気力も無いのは災害…

RE 黒ずんだふたつの壁と天井の まじわる点に吸盤をふれ

tanka.sblo.jp 言われてみれば、立体の「角」とか「隅」って直角が集まって出来てますよね。 ふだん意識しないけど。 そこをどう感じるかが、ぼんさんワールドだと思いました。 私はたまに「あ、このアングルで写真撮りたい」と感じる「まじわる点」はありま…

RE 公園のチョコレートの土の上 脱ぎ捨てられた薄いカラメル

tanka.sblo.jp なるほど。土の色からチョコを思うことも、セミの抜け殻からカラメルを連想することもあるけれど、両方をセットにするのがいいなあ。 ぼんさん多才だから、うっかりすると作れそうで恐ろしい。 美味しいデザートとか。 返歌 公園のチョコレー…

RE 空き缶の横たわる部屋網戸には 細かい虫が息絶えている

tanka.sblo.jp ぼんさんの光の感じ方が興味深いです。私には無い感覚ですね。 空き缶が「散らばる」部屋ではなく「横たわる」で準備して、「息絶えている」につながるのですね。 命の有無ではなく、空き缶と細かい虫が同じような重さで扱われているように感…

RE 節制を極めた体(てい)の(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤ顔で 手に取るTEPCOの検針票

tanka.sblo.jp 節電してますか? ちなみに、今日の一首のように節制を極めた体で東電の検針票を確認した私は、案外ふつうの金額だったことにショックを受けました(笑) できるならとっくに開発されてますが、雷を充電できたとしたら、スマホ何台充電できるので…

RE また別の壁に面する窓で知る そこまで伸びる花の匂いを

tanka.sblo.jp ヘクソカズラもすごい名前つけられちゃいましたね。誰だよ名前つけたの。 花の生態的には、何か意味のある臭いなのでしょうね。悪臭というと、ゲームが好きな私はFFのモルボルを思い出します。あれが壁にはりついてて「よっ」て言われたら困り…

RE 冷房もあまり利かない部屋だけど 涼みにきてよ僕のすみかへ

tanka.sblo.jp ぼんさんは、友人を頭に歌ってるのですが、これ、「君」に対して歌ってるとも受け取れますよね。「暑い」って言われて素直に冷房いれちゃったりして。 それはさておき。 彼の深い知性と感性に惹かれる仲間は、彼の抱える「静けさ」があるから…

RE いくつかの層にわかれる空のうち どれが好きかな私はどれも

tanka.sblo.jp 空がカクテルみたいに感じられる作品ですね。 イメージが美しい他に、「私」が登場したことが、珍しいと思います。 受け止め方としては、主体が「私はどれも」かもしれないし、「どれが好きかな」「私はどれも」という二人の会話にも見えます…

RE 釣り糸の浮きに近づく三日月は 揺れたそのとき尾びれを仕舞う

tanka.sblo.jp 三日月の尾びれ!! 「見つかっちゃったかな」とか「ちょっとふざけ過ぎたかな」みたいな、いたずら好きの三日月みたいなイメージが浮かびました。なんだか可愛いな。 当たり前ですけど、僕らは月が丸いことも、川面・水面に写る三日月が何なの…

RE ひこうきのわたすけむりのしろさまで ひとりふんわりわたあめのなか

tanka.sblo.jp なるほど。平仮名を効果的に使われましたね。 「ひとりふんわりわたあめのなか」もとても素敵ですが、「ひこうきのわたすけむり」という描写も素晴らしい。もしかしたら飛行機雲をこう表現するのは、初めて見たかもしれません。 「ひとり」と…

RE カーテンは雨の聞こえるその部屋の 内側に向き呼吸する

tanka.sblo.jp ぼんさんワールドですね。カーテンの「呼吸」ってきた。彼の感性はすごくフラットで、虫とか気持ち悪いものという既成概念から自由ですけど、無機物も有機物も無く、彼の世界では本当にカーテンは控えめに息をしてるのかなと感じました。 雨の…

RE コンビニの輪止めにうんち座りする やることもなくやりたくもなく

tanka.sblo.jp 中学生の時、無駄に厳しい学校で、イラッとしたからコンビニでロールパンみたいの買って、ついでにジャンプの新刊とかも買って学校行ったことあったなあ。 大人になると終電で帰ってきたコンビニは、家までもう少しのサインだったりするし、眠…

RE コンビニの辺りたむろす昆虫の 一匹となり灯をあつめ

tanka.sblo.jp Go to the windowOf the Seven-Eleven,Where insects collectTheir hoard of fluorescent, white,Lights; you, too, are invited. 「たむろする」というと、少年とか、あるいは怖い人を連想します。 でも、まるでカフカの変身みたいに、ぼんさ…

RE クレヨンのだいだいという色をぬる子供には果てしなくオレンジ

tanka.sblo.jp ちびっ子、あるあるですねえ。 ぼんさんの引き出しの多さ、記憶力の豊かさが光る作品ですね。 僕らは大人になって言葉を覚えて、もやもやした思いも個人差はあっても、だいたい言葉にできるようになりました。短歌作る方たちは、短歌で昇華す…

RE 入道雲届きやしないだろうけど 目算残り数km

tanka.sblo.jp 「届きやしないだろうけど」が好き。 水平方向に数kmならいいんですけど、垂直方向だと、ちょっと遠いですよね。 もともと手が届かない入道雲に対して、「届きやしないだろうけど」って斜に構えたスタンスで、目算を弾いて見せるのが粋です。 …

RE 底なしのとろみの中を泳ぐなら 今日は土鍋のクリームシチュー

tanka.sblo.jp 前提、前提。 「土鍋クリームシチュー美味しく出来たよ。君に食べさせたいな」と歌わず、泳がせるんですか。火傷しない? 世界一恐ろしい「とろみ」だと思いました。 口の中で「あちっ」とか、熱湯風呂で「あちっ」レベルではないという。 今回…

RE 朝顔の空をめくると雨が降り 空を戻すと日が躍り出る

tanka.sblo.jp イメージに動きがあって楽しいです。 「空をめくると」 「空を戻すと」 という表現が、空があたかも紙芝居になったかのようで好きです。 これ、因果関係とか関係なくて、ただそういうイメージを歌った作品ですよね。そうだな、心地いいなと感…

RE 陸橋の彼方の雲は帆を開き 聳える空の外周を行く

tanka.sblo.jp Some miles awayFrom a land bridge,Clouds sail 'roundThis towering sky. 空の外周って、なんだか「空気の層」を連想してしまいます。 いいですねえ。 「陸橋の彼方の雲」までは、リアルですよね。誰でも目にすることが出来る。 でも、帆を…

RE つるの木は老樹に沿って伸びて行き 緋色の花を空に咲かせる

tanka.sblo.jp この作品、すごく好きで、何も語りたくない気持ちになりました。 これまで200件以上更新してきて、好きだから気持ち動かされたから、公開ファンレター書いています。好きだからこそ書きたい作品達です。 絵の前で黙ってしまうことありませんか…