RE 「本当に平等な世だと思います?」洗濯ばさみに尋ねられる午後
「本当に平等な世だと思います?」洗濯ばさみに尋ねられる午後
— 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年7月7日
洗濯ばさみに、何があったのでしょうか。
「本当に平等な世だと思います?」という問いって、内容はもちろん大切な問いですけど、誰が問うたかも大きいですよね。例えば、政治家や政治に関心のある方が口にするなら意外性は無ありません。対して、猫が話しだしたらとりあえず村上春樹的な何かですよね。
この作品は洗濯ばさみが尋ねたことになっています。
彼らが平等という概念を知ってるとか細かな設定は横に置くとして、彼らがそう発言せざるを得なかった背景は何があるのでしょうか。
仲間のA群は壁の写真を固定するのに使われていて紫外線の劣化は無いけど、自分たちB群は洗濯物を干すからどんどん紫外線でボロボロになるとか。
あるいは、干したい物があるけど、限られているとか(写真のように)。
洗濯バサミの動機と、彼から考える平等が何か分からないけれど、尋ね返した場合、どうなるのでしょうね。「よくわかんないけど、そうなんじゃないの?」でも、「ちがうかもしれないけど、それ、今言わなくて良くない?」でも、何か返事したとして、洗濯ばさみは「そうだね」と受け止めてくれるのでしょうか。
そんなイメージが膨らんで、楽しいです。
返歌
「本当に平等な世だと思います?」洗濯バサミにつねられる午後
「本当は平等な世だと思います」洗濯物を干す鼻歌です
平等はあなたにとって何なのか、ちゃんと聴くから、まず干させてよ