短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 人間に賞味期限はありますか いつまで僕は僕なんですか

大人になった日が、くっきり線引されていないように、少しずつ少しずつ成長あるいは変化して歳を重ねていくものですよね。年を取れば、出来たことが出来なくなっていく。認知症などもあるかもしれない。

 

私たちはいつまで「僕」のままでいられるのでしょうか。

人間に賞味期限はあるのでしょうか。「旬」とか、その世代でなければ出来ないことはあるかもしれないですよね。あるいは「仕事が面白くなる頃」とか。

そこを過ぎた時、賞味期限になるかどうかは、その人の生き方によるのかもしれないですね。多面的な魅力のある方なら、びくともしないでしょう。

対して、仕事でもスポーツでもいいのですが、能力のピークと衰えがある分野で勝負してる方なら、「引退」って時期はありますよね。

でも、それを賞味期限とは呼びたくない。

 

フランケンシュタイン』は、名前のない怪物が、文字を覚え自分が何者か理解してしまう悲劇的な場面があります。怪物は、作品の中で「僕は僕でいられなくなった」かもしれないと、私には思えるのです。

 

2つの問いを含むこの作品は、それぞれが生きてみて、その人の「答え」を見つける必要があることを、再確認させてくれます。

 

返歌

人間の賞味期限はお役所が決めちゃいますがよろしいですね

 

「人間の賞味期限は決めますか」「決められますか」「君が選べよ」

 

星を出て銀河も遠く流れてくそれでも僕は僕なんですか