短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

RE 灰色のビルがむくむく生えている 同系色にけむる空まで

tanka.sblo.jp 「同系色にけむる空」って表現がいいですね。 たしかに、空が低い日は、ビルが空に溶けてしまいそうに見えることもあります。 あるいは、ガラス張りのような作りの建物だと、快晴の青にも、夜の黒にもうまいこと溶け込むんですよね。 「むくむ…

RE まな板に刻んだネギをなべにやる あたためた湯のみそはモクモク

tanka.sblo.jp 「美味しそう」 「冬の味噌汁はことのほかですよね。枕草子にあった」 みたいな感じに、数分固まっていました。 自炊しません(キリッ キリッじゃない。トーストくらい焼こう。と思いつつ、一人分作るのって続かないんですよね。うっかり、今…

RE 死亡エンドと決まったルートの入り口でただ「死ぬなよ」と言うだけの人

最近の百首からです。新鮮なので生でお召し上がりいただけます。#tanka pic.twitter.com/e3NewNqdFL — 岩倉曰 (@wakuwakuiwaku) 2018年11月27日 お久しぶりの岩倉曰さんワールド。 何もかも忘れたかった爺さんが刈っても刈っても柴は尽きない 日本一のきびだ…

RE 外に出たい訳じゃないんだそうじゃない …

外に出たい訳じゃないんだそうじゃないここにいたくないだけなんだ#tanka #短歌 — 祐 (@you31tanka) 2018年11月18日 外に出たい訳じゃないんだそうじゃないあなたとどこかに行きたいだけです。#tanka #短歌 — 祐 (@you31tanka) 2018年11月18日 大人になると…

RE 夕立が降ったからって泣きじゃくるのをごまかせるわけじゃなかった

夕立が降ったからって泣きじゃくるのをごまかせるわけじゃなかった#tanka #jtanka — 根本博基の短歌 (@c6iOEExLqVzWBYc) 2018年11月24日 心の中は雷雨で、外に溢れてしまった感じかもしれないですね。 台風みたいな豪雨なら、気づかれにくいかもしれないです…

RE 帰りみち葉をしきつめたその上を クチャクチャと鳴る音の真上を

クチャクチャというのが面白い。 あと、偶然友人と会ったくらい地元の仲間でもあるので、「帰り道」はどのルートかなとか、どこらへんの落ち葉かなと想像してしまったりします。 まじ寒いです。 tanka.sblo.jp 立派な並木道があるので、落ち葉すごいんですよ…

RE ∑(゚Д゚)ハッ!とするT字路の自転車の外国人が会釈していく

tanka.sblo.jp 生きてます>< ぼんさんの作品を9日ぶりに読めたあああああ。 約束の時間があるので、一つ更新が間に合うか、半泣きで書いてます。 友人の短歌への公開ファンレターではなくて、「万葉集、斎藤茂吉、俵万智」以外にもいくらでも魅力的な短歌や…

RE 微温湯を飲むみたいな季節だった(そんで滅茶苦茶、好きな子がいた)

微温湯を飲むみたいな季節だった(そんで滅茶苦茶、好きな子がいた) #tanka — 卵塔 (@01box_ri_aor) 2018年11月13日 「微温湯を飲むみたいな季節 」は、温度計で確認できる方なのか、心の体感温度なのかどちらでしょう。両方かもしれない。かつ、「むちゃくち…

RE 毒を持つ花さえ愛しがる君だから僕は、僕、壊れ、壊れて、しま、う

毒を持つ花さえ愛しがる君だから僕は、僕、壊れ、壊れて、しま、う — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年11月12日 「こっち」って、連れてかれることありません? 歌いたくないけどカラオケとか、図書館の気分じゃないけどパートナーが読みたい本を探す手伝…

RE 代り映えしない天気と町並みを ゆっくりとした足取りでいく

tanka.sblo.jp この作品は、「代わり映えしない天気と町並み」を、主体は受容を終えているように感じます。 だって、嫌悪してて「この街を出るんだ」「早く大人になるんだ」と思っているなら、焦燥感すごいですよね、ゆっくりとした足取りで、町並みや天気を…

RE ご無沙汰の僕のオーブントースターを 可愛がるためヾ(・ω・`)焼き菓子の本

tanka.sblo.jp 僕の部屋じゃなくて、今度はぼんさんちに伺うんだ(決意) 基礎代謝が高いです。計算してみると、私の運動量だと、一日3500kcalくらいは食べないと痩せます。ていうか、5000kcalくらいなら、2時間くらい有酸素運動足せばどうにかなると思う(2…

RE その目には光沢は無くすべり込む 青い光は逃げ場を失くす

tanka.sblo.jp 目は不思議ですよね。花粉症とか風邪からの自衛とかでマスク身につけていると、目が強調されます。美容整形で「目」をいじりたい女性の気持ちは想像できます。だって、男子は洗顔とひげ剃り程度で済むけど、不慣れな者からすると複雑すぎる工…

RE 指先の鱗粉に我が息を吐き 解いた繭の上に降り立つ

tanka.sblo.jp 「やー、今日のフィギュア凄かった」 「感動した」 「ネ申」 とか、ため息を漏らして終えるのではなくて、言葉にされたわけですね。 「繭の上に降り立つ」ことは、スケートリンクの比喩として受け止めることもできます。面白いのは、ぼんさん…

RE あの人の唇に引く紅色が僕だけのはずの春を彩る

あの人の唇に引く紅色が僕だけのはずの春を彩る — 清水ここに (@shimizu_kokoni) 2018年11月7日 ピュアな少年の視点を思いました。 憧れかもしれない。 独占欲かもしれない。 あるいは「僕だけのはずの春」が、「春をどう感じるかは僕のものなのに、調子狂っ…

RE 口移しされた吐息を吸い込んで 明日もやっと生きていける

口移しされた吐息を吸い込んで明日もやっと生きていける#tanka #短歌 — 祐 (@you31tanka) 2018年11月8日 ドキッとする大人な作品です。 や、おっさんなんで、「タバコ吸う人とはちゅーしませんからね」って女子の友達にダメ出しされて、「あのさあ、健康心配…

RE 言い訳を考えているときだけが勤勉になる 歌ができない

今電車で「怠惰」について考えていたのですが、隣に座っている人が読んでいた新聞に、「君たちは どう休むか」と書いてありました。これで詠めということかと思いました。言い訳を考えているときだけが勤勉になる 歌ができない#優しい言の葉 「怠惰」#tanka …

RE Aメロの第一声で魅了する 彼女の唄をだれも褒めない

tanka.sblo.jp 近況。生きてます。年を考えず、毎日8km以上、きつめのウォーキングやったら、足がいかれました。冬の足音とともに老いを感じる今日このごろです(「老い」まではいかない……) 下にリンクする音声版で感想を述べました。 ざっくり言うと、「褒…

RE ATMの鏡に映るこの人に大丈夫だと言ってあげたい

ATMの鏡に映るこの人に大丈夫だと言ってあげたい『 大丈夫 』 岩倉曰 #うたの日 #tanka https://t.co/8eIhBTPhfdありがとうございました。 — 岩倉曰 (@wakuwakuiwaku) 2018年10月31日 これ、岩倉さんに「いや、臣さんに言われても、えっと、(ワタシ ハ アナ…

RE 目の前を小さな虫は浮遊する 図書館までの道をほやほや

tanka.sblo.jp 先日、ぼんさんに、彼のお気に入りのウォーキングコースを教えて頂きました。 僕は独り大好き人間なので、曲聴きながらひたすら歩きます。平均8kmは毎日歩いています。だから、友達と歩くのは新鮮だし、彼が気に入っているコースを紹介して頂…

RE ヘッドフォン無しで乗り込む電車にて 恋バナ 井戸端 自慢 吐き気

ヘッドフォン無しで乗り込む電車にて恋バナ 井戸端 自慢 吐き気#tanka #短歌 — 祐 (@you31tanka) 2018年11月1日 祐さんの作品に登場する「吐き気」は、生理的な吐き気「だけ」ではないですよね、「私の頭の中に許可なく入ってきた、気持ち悪い諸々を、できる…