RE 代り映えしない天気と町並みを ゆっくりとした足取りでいく
この作品は、「代わり映えしない天気と町並み」を、主体は受容を終えているように感じます。
だって、嫌悪してて「この街を出るんだ」「早く大人になるんだ」と思っているなら、焦燥感すごいですよね、ゆっくりとした足取りで、町並みや天気を味わうように歩くなんて出来るはずない。
主体は主体の「幸福感」とか、「これがあれば私は大丈夫」という何かを見つけているのでしょう。もしかしたら審美眼も際立っているかもしれない。僕の友人みたいに。
例えば、アイキャッチにお借りした上記写真を「情報」として「傾斜地に小屋があるね」「晴れてる」「草の感じからすると季節は」みたいに感じる方もいれば、構図とか質感とか色味とか様々な要素から「美」を感じる方もいるでしょう。
青い鳥を探しに出かけて、「ここにいたんだ」と旅を終えた方の眼差しかなと感じました。