短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE ATMの鏡に映るこの人に大丈夫だと言ってあげたい

 これ、岩倉さんに「いや、臣さんに言われても、えっと、(ワタシ ハ アナタ ニモ ダイジョウブッテ (ry)」ってなりそうな気がしますが……。

私はダイジョウブです(涙目)

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「ATMの鏡に映るこの人」は主体のはずです。

「大丈夫だと言ってあげたい」のも主体のはずです。

そして「大丈夫なのに大丈夫だと思えなくて、声掛けが必要であろう状態」の主体ですよね。

 

一言で言うと、この作品の凄さは「客観視」だと思います。

自分をどこまでも突き放して、まるで他人のように見ることができる。

しかも「鏡」を使われている。客観視ましましです。

 

岩倉さんは繊細かつ気骨というか魂の強さ、気高さのある方です。

そこを僕はロックとかパンクと感じます。

 

であるなら、「大丈夫と言ってあげたい」(けど、言わないよ。がんばんな)って言葉が予測されます。あるいは「あなたが震えながら立っていることを私は知ってる。でも、言わない。心配だけど見守ってるから、やってごらん」って、温かなハートを徹底的に内に秘めたクールな心の立ち方にも見えます。

 

「客観視の凄さ」

「魂の強さ・気高さ」

 

そなキーワードを感じました。じっさいはどうなのでしょう、岩倉さん。