短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 死亡エンドと決まったルートの入り口でただ「死ぬなよ」と言うだけの人

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お久しぶりの岩倉曰さんワールド。

何もかも忘れたかった爺さんが刈っても刈っても柴は尽きない

 日本一のきびだんご作っちゃうあのおじいさんを連想せざるを得ません。何があったのでしょうか。理屈で考えれば、あのお爺さんが芝刈りしようがしまいが、芝はどんどん生えてくるわけですけども、「何もかも忘れたかった」ことが尽きない感じが伝わりますよね。

 

で、死亡エンドに関しては、2つ受け止めが出来ると思うんです。

あ、3つか。「死亡エンド」と分かっていないケースが一つ。

つまり、主体は「詰んだ」と理解して、自分のエンディングの準備に取り掛かっているとしますよね。対して「死ぬなよ」と言うだけの人は日常にとどまったままなのかもしれない。

一つは、単に無責任な人・痛みが分からない人。「言うだけの人」という表現から、これが一番ありそうかなあと感じています。

最後は、「死亡ルート」だと理解した上で、「普通」を演じてくれる人。私はこのタイプの方が好きです。全部分かってるけど、私は私で、君は君でマイペースで行こうかみたいな。

 

楽しませて頂きました。感謝。