短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

2018-05-17から1日間の記事一覧

RE ひとつずつ椿の落とす花弁から 覗く黄色の横たわる道

tanka.sblo.jp この作品は、ぼんさんの感受性の鋭さが光る作品だと感じました。 椿の花が落ちていて、「落ちちゃったんだね」と目に入っても、せいぜい踏まないように避けるくらいしか出来ません。でも、ぼんさんは、胸が締め付けられるような気持ちになる。…

RE ぼくたちがいない空気が張り付いて飲み込んでからのただいまでした

ぼくたちがいない空気が張り付いて飲み込んでからのただいまでした『 でした 』 村上航 #うたの日 #tanka https://t.co/1PAfvq0xgD白黒つけたいカフェオーレさん、評していただきありがとうございます。 — 村上航 (@WataruDeerMura) 2018年4月30日 この作品…

RE オリジナル恋に焦がれた田園の乙女風味の焦げた肉じゃが

オリジナル恋に焦がれた田園の乙女風味の焦げた肉じゃが『 オリジナル 』 けら #うたの日 #tanka #けら575 #the575 #17_ch #jtankahttps://t.co/SDHDu1Ql2l♡♪ありがとうございました物は言いよう(((๑´ㅂ`) ʬʬʬ — けら (@kera57577) 2018年5月17日 なんだろう…

RE 春となりやや暖かい雨を連れ 滲む夜道の照明を踏む

tanka.sblo.jp この切り取り方、いいなあ。 みなさんは、街灯の光って何色に見えますか。明らかにオレンジの光もありますし、白もあります、中には緑がかった光もありませんか。私は夜道の照明というと、そんな光をイメージします。 「やや暖かい雨を連れ」…

RE 細い日が曇り空から差している ここから少し離れたところ

tanka.sblo.jp 美しくて、少し切ない短歌です。 ぼんさんは、桜の季節終わったし、紫陽花まで時間があるし、といった趣旨のことをblogに書いてらしたのですが、引き出しめっちゃ多い方なので、まったく心配していません。 さて、切なさについて。どうせなら…

RE 干してある服の隙間を少しずつ 木漏れ日に似た日が差している

tanka.sblo.jp 家事あるあるですね。ぼんさんは、日常のこういう一コマをスパッと切り取るのが得意ですよね。以前、カーテンの短歌も拝見しましたが、身近な美しいものを気がつくセンスが秀でてると感じます。 洗濯といえば、体温より外気が暑いような時に、…

RE 丁寧に愛されたことを思い出すメガネがちゃんと畳まれていて

丁寧に愛されたことを思い出すメガネがちゃんと畳まれていて絶対に何もしないと誘われたホテルのエロさに負けそうわたし究極にどーでもいいときあの人はマンボウみたいな顔で頷く #名刺代わりの自選3首うたの日より。やってみた♡自選難しい! — Sachika (@ne…

RE ダイソーの店員みたいな優しさで無いなら無いと教えて欲しい

13 意味わからん英語のTシャツ着る勇気、あれを失ってから久しい#tanka — 曰 (@wakuwakuiwaku) 2018年5月14日 29 世界中敵に回して守るより私なんかを選んじゃだめだ#tankaうたの日J-POP、まとまらなかった。 — 曰 (@wakuwakuiwaku) 2018年5月14日 36 ダイソ…

RE 初夏だったまだ半袖は早すぎてまだ恋人が君でなかった

初夏だったまだ半袖は早すぎてまだ恋人が君でなかった『 初夏 』 多田なの #うたの日 #tanka https://t.co/YtjefJORk2 — 多田なの (@ohta_nano) 2018年5月17日 TLを拝見してて、僕にはこの作品が輝いて見えました。 「初夏」のお題で詠まれた作品ですけれど…

RE 籐椅子に気怠い午後はまだ眠い

籐椅子に気怠い午後はまだ眠い#けら575 #the575 #17_ch #jhaiku #kigo — けら (@kera57577) 2018年5月17日 「気怠い午後」と「まだ眠い」は、うん、そのとおりですよねって言葉の組み合わせですよね。そこに、満を持しての「藤椅子」の登場です。 ぜったい至…

RE 花びらの降る頭上から地表まで いくつかの距離を花は知らせる

tanka.sblo.jp 何を意図したのか、何をイメージして、どう切り取ったのか。他の方の詠まれた作品を読ませて頂くと、発見があります。花と私でも、花と地面でも、あるいは空と花でも、距離を意識したこと、たぶんなかったです。 いいですね。カメラなら「もっ…

RE 今までの道の桜も時期を過ぎ 少しずつ目は地に移りゆく

tanka.sblo.jp なるほど。ぼんさんが切り取って見せてくれてはじめて、そう言われれば確かに、というやつですね、これは。葉桜を見ているわけですけど、自然と地面に降り積もった花びら達、あるいは風のたまり場というか、一箇所に集められてる桜の花びら達…

RE 会えなくて会いたくてでも会えなくて ちょっと短い髪に口づける

tanka.sblo.jp コラボブログを開設してくださった臣さんの短歌は、ストレートに気持ちを伝えるものが多く、私も今回は「まっすぐ」を意識して詠んでみました。これは上の句によく表れていると思います。 短歌を読むのが楽しい、下手な返歌を書くのも楽しい、…

RE 薄氷壊しながらに行く子らの誰より冬を好きでと願う

薄氷壊しながらに行く子らの誰より冬を好きでと願ううたの日「壊」#2017年の自選五首を呟く ③私は子どもについて詠むのが心地良いんだなぁ、と気付きました。もう身近に幼い子はいなくなったので余計にノスタルジーを感じるのかもしれません。 — けら (@kera…

RE 布団から片足分の愛しさとあのまぶしさがはみ出してる

連作「知ってた」 #tanka pic.twitter.com/dohMwPfPB3 — 村上航 (@WataruDeerMura) 2018年5月11日 3つの歌は、ユーモアだったり、相手との距離感のユニークさだったり、表現の魅力だったり、あるいは距離感・関係性や、解釈の余地など、どれもとても楽しく拝…

RE 放っとくとすぐに消灯してしまうあなたの前で手を振るよ 見て

最近の100首より。その2。#tanka pic.twitter.com/TTtbvTnK2Y — 曰 (@wakuwakuiwaku) 2018年5月13日 友人の短歌に感想を書くのが楽しくて、そのうち下手な返歌も送るようになりました。ダメなところは目をつぶり、寛容に接してくれた友人のおかげで、こうし…

RE 立ちこぎで急ぐあなたの切る風は 私の前でまた結ばれる

tanka.sblo.jp たしか、競輪の選手が、風圧と体力の消耗の点で、他の選手の後ろを走ることがあると記憶しています。理解が間違っていたらすみません。 立ちこぎといえば、めっちゃきつい勾配の坂を、意地でも立ちこぎで登る、なんてことを中学生くらいまでや…

RE 陽を求め道辺に並ぶ花にらの 列を横切る自転車の風

tanka.sblo.jp なるほど。ぼんさんは、花にらのそんなところに惹かれたのですね。作品に、短い文章も添えて下さるの、楽しいですね。隠れるまでもないってツッコミに笑いました。 私たちが普段口にするニラは葉を食べ、花ニラは花を食べると読みました。 で…

RE 日の揺れる天から少しある場所の 濃い群青を魚羽ばたく

tanka.sblo.jp 空と海。2つをあわせ鏡だとイメージすると、空を魚が泳ぎ、海を鳥が飛ぶような、不思議な世界へいざなわれますね。実際、陸上だとのたりのたりと可愛いのに、海の中を高速で飛ぶように泳ぐペンギンもいますね。 子どもの頃は、飛べない鳥だと…