RE 細い日が曇り空から差している ここから少し離れたところ
美しくて、少し切ない短歌です。
ぼんさんは、桜の季節終わったし、紫陽花まで時間があるし、といった趣旨のことをblogに書いてらしたのですが、引き出しめっちゃ多い方なので、まったく心配していません。
さて、切なさについて。どうせなら、真上からスポットライトのように光が降り注いでくれてもいいのにと、思ってしまいます。
大きな跨線橋があって、そこを登り終えたら、ちょうど雲間から一筋の光がさして、綺麗だなあと見とれたことがありました。坂を登ったご褒美かのように感じました。
光に関しては、ヤコブの梯子・天使の梯子なんて呼び方もある、薄明光線のことかもしれないですね。
私は、この作品の「ここから少し離れたところ」が、とても好きです。
景色としてとても美しい、けれども光が当たる場所はここではない、そんな点が心に残ります。
返歌
「雨雲が割れてそろそろ日がさすよ、ほらそうなった」子猫伸びをし
大切な人は全員間に合ったここから少し離れたところ
細い日が曇り空から落ちてきた気付け代わりのアイスコーヒー