RE 子宮のあるべきところを認めるため かさぶたを少しずつ破る猫
まじすか……。
「人間のエゴとは」と、考え込んでしまいました。おはようございます。
男の子にしても女の子にしても、猫は「手術」の概念がどこまで分かるか確認できないですよね。一緒に暮らすと「うちの子、かなり意思疎通できる」と思うことあっても、彼らは言語は用いないから。だからこの作品は主体が術後の猫さんの様子を観察する視点が入っていますね。
犬一匹と、猫二匹とそれぞれ20年近く一緒に生きました。ともに生きるには必要なことだけど、いくら「家族」であっても犬や猫、本人の意志は確認せず、人間が決めてしまいしますよね。だから、意地でも彼らが天寿を全うするまで寄り添いましたし、動物の側も愛情をそれぞれの個性で返してくれたけれど、それでも、複雑な気持ちになります。
これ、それぞれの価値観や人生観では正解はあっても、絶対的な答えはないですよね。社会的にこうした方がいいみたいなのはあっても、それは社会状況が変化すればまた違いますし。
ぼんさんの作品を通して、ぼんさんの優しい思いも伝わってきたし、私自信の「かさぶた」も刺激されたのでした。