短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 漕ぎだせば風を追うよに秋を捨て 路地を撃ち抜く自転車のヒト

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tanka.sblo.jp

ぼんさん短歌は、上の句と下の句が分離できるというか、それぞれ別の作品になってもおかしくないものがあります。今回は、つながっていますね。

その代わりでしょうか、2つのイメージが重なっています。

  • 秋から冬への季節の変化
  • 自転車を元気よく漕いでいく誰かの様子

重なった2つのイメージを、さらに主体が「撃ち抜く」と観察している構造ですよね。

銀の弾丸」なんて言葉がありますが、まさか自転車漕いでる当人は、自分が弾丸みたいになっているとは思いもしないでしょうね。