RE ほら素因数分解で明らかになる片想い まだ解かないで
ほら素因数分解で明らかになる片想い まだ解かないで #愛と数学の短歌コンテスト
— ちーばり (@re10ga) 2018年9月5日
素因数分解、懐かしい!! 中学ですよね。三度の飯より素因数分解でしたね。
寝ても覚めても素因数分解。素因数分解せずに眠れないみたいな。
そんなわけないよね。普通に「便利」って思った程度です。
あと、うぶな少年なので、好きになってくれる子に対してはとことん鈍感で「なあに」って感じだし、好きな子は好き過ぎて敬語で話しちゃう、そんな感じでしたよ。
でも、同級生が「眩しい」なんて経験、思春期の特権じゃないかなあ。
で、「まだ解かないで」が最高にクールなわけです。
片思いが明らかになるプロセスというか、手法が素因数分解というのも、知的だし、あるいは「グレー」で曖昧にしときたいのに、簡単な「分析」かけるようなものだから、心の出来事を分析かけちゃう苦しさもあるかも。
主体が「まだ解かないで」と呼びかけているのは、心の整理を始めた主体自身ですよね。「片思い」なのだから。これが両思いであるなら、「あなた」に解かないでという歌も出来ますよね。
片思いってとても大切で、美しくて、心のエネルギー使うし、「かっこよくなるぞ」って頑張れる原動力になりますよね。でも、「ああそうか。あの人の目に自分は写っていないんだね」って現実と向き合うことはすごく苦しい。
だって恋愛なら「あなた」がいて、喧嘩したり相談したりできるし、話し合って別れることもできる。そういうのを孤独にやるわけですよね。
そこまで思う時、この「まだ解かないで」って絶妙なさじ加減、クールだと思いませんか?