短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 今おれが切ない理由の正体を知らないままで隣にいてよ

祈りでもあるし、優しさにもとれます。

ハッシュタグで知って、すぐフォローしました。

 

他の方の評にあるように、主体の隣にいる人に気持を伝えられないから切ない。今の、たぶん恋人ではないけど、友達としてとても心地よい関係が持てているからそれを壊したくないんだ。いつも通りを望んだのは自分だから、この葛藤は見せないようにする、知らないままでいて。そういう読み方できますよね。

 

あるいは、主体が隣にいてほしい誰かに傷つけられた可能性もありますよね。何気ない言葉で、そんなつもりはなかったけれど、主体にとってはすごく切なくなる言葉ということもあるでしょう。それを、知らないままでと言えるの、優しくないですか。

 

また、恋人やパートナーだとして、抱え込んで自分の中で決着つけて、話さない方っていませんか。「言ってくれればいいのに」という不満は時々耳にします。言わないには言わない理由がありますよね。学業やお仕事で何か切ないことがあったのかもしれない。でも、それを持ち帰って、巻き込みたくない。何があったか話さないけど、隣にはいて欲しい。そんな受け止めをすると、不器用で優しい方だなあと僕は思います。

 

「理由の正体」だけでなく、そもそも切ないことさえ知らないまま、いつもの通り、隣にいて欲しい。そんな風に感じられます。どんな状況なのか関係性なのか分からないですけれど、主体は隣りにいて欲しい誰かを、すごく大事にしていますね。

そんな点が、とても心に刺さりました。

 

返歌

今日もまたなんか抱えているのでしょ そんなにわたし、頼りないかな

 

オッケーのサインを出して半年目 じれったいなあ 私が言うよ?

 

今君が切ないことは分かるから いつもの私で隣にいるよ