短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 優しさや愛や慈しみがほしい レプリカだって構わないから

「嘘でいいから」ではないですけど、レプリカ(複製品)でもいいから、というのは孤独の中の願いかもしれないし、「君」なら、レプリカだっていいよってことかもしれないですよね。

 

上の句でストレートに願いを書かれて、それを下の句の「レプリカだって構わないから」という形で受けている。贅沢言わない、心からのそれらを求めない、でもせめてという願いですよね。

 

これ、特定の君がいなくて、孤独の中で歌われたのかもしれない。

「君」はいるけど、大事にしてくれてるけれど、愛情表現が不器用なのかもしれない。不器用なわけではなくて、二人のそれぞれの文化や生き方が違いすぎるのかもしれない。

 

そして……。

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僕は猫バカなので、猫に対しての歌としてもイメージしてみました。猫にしてみれば、「レプリカってなあに?」って感じでしょうけど、「懇願されても、ボクのしたいようにします」って、だが断るされそうです。猫には猫の優しさや愛や慈しみの出し方があるから。

 

こんな風に、様々なイメージを喚起してくれる点に、とても惹かれるのです。

 

返歌

優しさや愛や慈しみが欲しい ブリキの胸にあればいいのに

 

レプリカで構わないですあなたなら 本物までのつなぎでいいよ

 

行動で示してるでしょ鈍い人 本物だって、お気づきなさい