短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 打ちつけて白の散らばるビル街を 陽が振り上げた手槌の方へ

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tanka.sblo.jp

声に出して作品を鑑賞すると、「手槌の方へ」がなんとなく「鬼さんこちら」みたいな感じで、好きです。

 

夏の日差しは、「焼ける」ような強さがありますね。

冬の日差しも言われてみると、「こ、こおる。舌がまわらない……」みたいな時に、ふいに強い日差しと出会うことがあります。

 

陽の光が、まるで水しぶきみたいに輝いてる、みたいな情景かなあと思うのですが、「打ちつけて白の散らばるビル街」という表現が心に残ります。

水墨画みたいというか、ぼんさんが「はっ」とか「あっ」て思われたであろう瞬間の切り取り方が、グラフィカルですよね。

 

自分にはない視点にふれることができるのも、短歌の魅力ですね。