RE 私の眉間を炙るブランドの 先を滴る蜂の脳髄
痛い。
蜂に刺されたなら手当の方法もありますけど、イメージとしての内なる蜂なわけですよね。焼きごてというのでしょうか、真っ赤に熱せられてジュッてやるあれがせまってきてて、その向かう先ではイメージとしての蜂が脳髄にいる。
前門の虎、後門の狼というか、踏んだり蹴ったりというか。
「痛さ」は共有できないけど、それほど痛いということは、共感できるつもりです。
この痛み、蜂を連想するよ。
この痛み、焼きごてみたいだ。
どちらかなら分かるのですが、両方組み込んできたのが凄いなあ。
容赦ない情景を歌われるから、一言も「痛い」と言う必要がないんですよね。
イメージに語らせる力、見習いたいです。
返歌
蜂を呼ぶ蜜の香りを用意して痛み和らぐ香りの力
私の眉間を炙るブランドよ じらしてないでさっさとやれよ
こめかみに抜けない花が根を張った ズキンズキンと脈打っている