RE 乙女だしゴーゴンだって君の眼は綺麗だねとか言われてみたい
乙女だしゴーゴンだって君の眼は綺麗だねとか言われてみたい#tanka #jtanka
— 根本博基の短歌 (@c6iOEExLqVzWBYc) 2018年6月4日
ゴーゴンというと、ペルセウスとメデューサの神話が有名でしょうか。少年時代はゴーゴンはメデューサのことかと思っていました。髪の毛が蛇で、石にされてしまう。もう少し成長して、三姉妹のことだと知りました。ゲームなどにもよく登場しますね。
「瞳」と歌われたということは、石にできる瞳のことでしょう。だとすると、メデューサのことかなと受け止めました。神話の設定上、そういう立場に置かれたとはいえ、乙女心ありますよね。
盾持って退治しに来るペルセウスではなく、石になることを承知して、それでも「奇麗だね」と言って欲しい気持ち、あるでしょう。だから、この作品に共感を抱きます。
ただ、そういう気持ちはあっても、そこまで理解して覚悟を持って向き合ってくれる存在がいたら、ゴーゴン(メデューサ)は石にしたくなくて、自分の事情に巻き込みたくなくて、目を合わせない気がするのです。
私には、そんな葛藤を抱えた、いじらしいゴーゴンがイメージされたので、この作品を美しいと感じました。
もし、ゴーゴンの瞳を持っていたら、あなたは石にできますか?
返歌
乙女です。お化粧したい。学校も、通ってみても許されますか?
ゴーゴンはいつも目を伏せ歩いてる鏡ごしなら微笑みますよ
「君の眼は奇麗ですねと言われたい」言われたいけど誰に言えます?