短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

2018-05-14から1日間の記事一覧

RE 挙動不審となりの本に手を伸ばす しおりひとつに息を忍ばせ

tanka.sblo.jp 『耳をすませば』! 懐かしい。図書館と恋というと、『図書館戦争』シリーズも連想します。好きな人と図書館に行くことはあったけど、図書館で恋をする経験は無いなあ。 少年時代にドキドキしたことはありますよ。色々思い出して、懐かしいやら…

RE ぬこという風を足にまといつつ ぬるいふたりは台所へ

tanka.sblo.jp 今回の写真は、無料の写真素材のサイトのものなのですが、実はこの写真に写る猫と毛布に惹かれて選びました。何の変哲もないちょっと古そうな毛布を、この猫が気に入ってるのかな、と思うと胸がなぜか暖かくなります。元々、そこまで他人には…

RE 蒼を馳せる一船隊の将となり 彼処の風を釣りにいざ!

tanka.sblo.jp 熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな ――額田王 万葉集のこれを連想する方はいませんか。私はこれを思い出しつつ、肝心の釣りの部分ではなく、子どもの頃に好きだったRPG(テレビゲーム)を思い出しました。 ドラクエにし…

RE 「釣り行くか」尾頭付きのマグロをね 空に浮かべる幾つもの海

tanka.sblo.jp マグロ。買いに行くのではなく、釣りに行く。理想的、自給自足生活ですね。 でも、カジキマグロとかすごい大きいじゃないですか、釣りに行くと重いし、解体するのも大変なんだろうな。でも、新鮮で美味しそう。猫まっしぐらですね。 空と海と…

RE 手をかさね桜に染まるその頬に そっと目をやり花よりほっぺ

tanka.sblo.jp 花より団子 花よりあなた 花より瞳 とかではなくて、ほっぺ。たしかに、青春時代を振り返るような、不思議な力がある作品ですね。この作品が気恥ずかしいのではなくて、心の準備もしてないのに、青春時代の今より至らないところのあった私を直…

RE 終わった.終わりなのかな僕なりの シャワーの熱で床にとろける

tanka.sblo.jp たしか、他の作品でも、「水に濡れないお風呂」みたいな表現があったと思うのですが、休み方・リラックスの仕方は、人それぞれですよね。水やお湯や温度に対する感覚もまた、それぞれ。 考えてみれば、打たせ湯などもありますから、たまたま私…

RE 保安灯の豆電球に浸るよな ぬるめの夜を眠れずに居る

tanka.sblo.jp 保安灯で思い出しました。あれはなんて言う商品だったのかなあ。子ども向けの商品で、かわいいキャラクターだったり、お花の形をしていたりするライトで、コンセントに刺して、その場で淡く光ってくれるものがあったように記憶しています。 記…

RE 戸をくぐりひとくち分の冬を吸う やや間を置いて歩き出す朝

tanka.sblo.jp なるほど。「ひとくち分の冬を吸う」という表現が、僕の中には無いイメージなので、とても興味深く感じました。「うっわ、さっむ」と、水風呂に入るほどではありませんが、耳が取れそうなくらい寒いと縮こまるというか、身体をこわばらせる、…