RE クレヨンのだいだいという色をぬる子供には果てしなくオレンジ
ちびっ子、あるあるですねえ。
ぼんさんの引き出しの多さ、記憶力の豊かさが光る作品ですね。
僕らは大人になって言葉を覚えて、もやもやした思いも個人差はあっても、だいたい言葉にできるようになりました。短歌作る方たちは、短歌で昇華することもできますね。
でも、自由になった代償はあって、「子供には果てしなくオレンジ」を、無くしたかなって僕は思います。無くしてはいないけど、つい言葉に頼りすぎてしまう。
だから、アーティスト達が卓越した表現力を獲得しても、童心を失わないことにただただ驚嘆するんです。
返歌
クレヨンのだいだい色がオレンジと 正解なんて求めやしない
あのそらを 幼い僕は 紫に 見えた通りにただ塗ったんだ
オレンジとみかんの区別は知らないよ 夕日の雲の色と違うし