短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 土曜日に土星に行って死のうかな輪っかも用意してくれてるし

ちょっとそこまで、ふらっと土星に行けないですよね。

でも、イメージはできるし、短歌でなら出来る。

土曜日に土星、しかも「輪っかも用意してくれてるし」という理由。

かなり投げやりですよね。こんな言い方なら、周囲も真剣に心配しませんよね。

「命の電話って知ってる?」とか言わずに済みます。

あまり重くせずに、誰が聴いてもジョークだと受け取って貰える形で表現されたのでしょう。でも、言葉だけのことでしょうか。その裏に、思いはないのでしょうか。

 

緊急性は無い。たぶん明日も生きている。でも、疲れなのか他の理由なのか、うんざりして、自分の命がどうでもよくなる日って、あっても不思議は無いです。

積極的に命を捨てたいわけではないけれど、喜んで生きてるわけでもない。

とてもさじ加減の微妙な、かすかな死にたさや、どうでもよさを、的確に言葉で捕まえられた作品だと感じました。

 

返歌

土曜日の土星はとても混んでます 行列だってわりと長いし

 

土曜日にうなぎはちょっと食べれない僕らこのまま絶滅するの?

 

金曜に金星行って美の女神謹製の品 全てパンダで