RE 街角のポストはそこに立っているたとえぱ僕がいなくなっても
街角のポストはそこに立っているたとえぱ僕がいなくなっても #短歌
— 朝倉冴希@短歌 (@dassan34) October 31, 2019
この作品好きです。
主体の僕の感情が、フラットでも、高揚してても、沈んでいても成立しません?
読み手への解釈の幅を持たせてくれている点が好き。
「たとえば僕がいなくなっても」って言葉に惹かれます。
僕の場合、「自分が生まれる前から世界が存在し、自分がいなくなっても世界が存在し続ける」ことを、大切な存在との離別等を経て、実感しました。生きる方向性が違うって別れもあれば、命を見送る別れもあります。
連想するのは、自分がこんな悲しいのに、こんなピンチなのに、なんで周囲は・世界は平穏なんだ! って状況というか八つ当たりみたいな気持ちも、私には共通するように思えるのです。
どちらも、世界と歩調が合わないはずだから。
「僕」がなぜ、足を止めてポストに対してそう感じたのかは分かりません。想像の余地を与えてくれている。理由なんてないのかもしれない、幸福なのかもしれない、何かあったのかもしれない。 でも、僕らには何でもないただのポストがポストではなくなる時があるんですよね。