短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE すぐにでも答えが欲しい季節です百も承知でここにおります

朝晩に秋の気配は少し感じられるけれど、気温は熱量が下がってきたかもしれないけど、だからこそ、気持ちの熱量は下げないという構えを感じました。

 

人間関係、とくに距離が近いものは、いつだって答えはすぐ欲しくないですか?

でも、なおさら、この季節と相まって、知りたい・応えて欲しいですよね。

気持ちに応えてもらえなくても、回答だけでも知りたい。

客観的に自分がどう見られるかも「承知」されていることでしょう。

さらに興味深いのは、何を百も承知かは、読者に託されている点です。

 

あなたがNOと言うことは承知しているのかもしれない。

あなたが困ることを承知しているのかもしれない。

季節の終わりに気持ちやライフイベントの区切りを持ってくることかもしれない。

 

思い+思い(承知してる)という足し算であり、掛け算かもしれません。

 

それでも、だからこそ、なおのこと、ここにいるよ!

というスタンス、凛としてて、私には涼やかに思えました。