短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE この先は小石となって小さめの みんないっしょに流されていく

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↓これ、連想しました。

www.s.u-tokyo.ac.jp

星の欠片が僕らの体に含まれている的な話は元素合成にたどり着きますよね。

 

星だったんだけど、地球で様々な物の一部になってる、みたいなこといえるかもしれない。あるいは、非凡な何か、超人的な結果を出してきた人が、「小石でいい」と生き方を変えたのかもしれない。

逆に、「小さめのみんな」すら遠くて、頑張って頑張って、やっと小石まで「大きくなれた」立場だってあるかもしれない。

 

情景から、いくつもの人生が浮かぶように思われたのでした。

RE 『直近の勝負を勝ったのはハサミさ』( ・´ー・`) ..けれど、前には誰もいない

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言葉遊びとダジャレって親和性高いんでしょうね、こんにちは。

説明されるまで、気づかなかったです。

 

「直近の勝負」を道具であるハサミが勝つって、高性能かAI搭載で擬人化的な意味か、どうなのかなあとか、勝ったからこそ前人未到の辛さみたいな光景を思い描きましたよ。

 

直近の貯金勝負をハサミが勝つとしたら、物欲と煩悩を断ち切るハサミか、「目標達成しないと泣かす」って刃でウインクしてくるハサミのどちらかかもしれないですね。

 

物欲を断ち切るハサミ、ちょっと欲しいです。

RE いくつかの国境を越え時もこえ あなたに会える場所へ行きたい

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イメージもいいし、口ずさんで音も心地よいです。

恋歌だけど、「あなた」がとても大切な人、会いたい人と拡大することはできます。

 

面識のない歴史上の人物に、一人会えるなら誰にする?

 

なんて、問いを思い出しました。YES・NOで答えられない質問集にたしかあった気がする。

 

国境もすごいけど、時も越えるってすごいな。

恋歌として、距離感が爽やかだと思います。

それくらいの想いを持って、最寄り駅で待ち合わせしたっていいわけですし。

 

お互いに「こいつ絶対、私の方が好きだ」とか思ってたりすると可愛い。

RE 夏という熱をからだにまといつつ ゆっくり歩く駅までの道

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熱、まとってますよね。

湿気はまとわりつくイメージ、光は直線で当たるイメージ。アスファルトはフライパンみたいな感じ。

 

湿気と陽光とアスファルトは、秋とか冬はこんなに連携してなかっただろうに、夏はばっちり手を組んでますよね。何があったんだ。

 

暑いからこそ、涼やかな、涼しげな方を見かけると印象に残ります。

女性でも男性でも、涼やかな方、いません?

ファッションと清潔感の掛け算なのかな。

 

私は暑いと重力が増えた感じになるというか、歌のようにゆっくり歩くようになります。代謝高いから、自分の内側からさらに熱を生み出さないように、そーっと歩いてそーっと生きています。

 

RE さっきから全部グダグダこの将棋 お互い『コイツ死ねばいいのに』(# ゚ Д゚ )

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将棋。

私は駒の動かし方を知っている程度で、とことん弱いんです。ぼんさんに稽古つけていただいた時は、ほんと太刀打ちできなかったですねー。

 

考えることに特化した方々ですけど、勝負師でもあるんですよね。全員負けず嫌い。

そりゃ、心の声はしまっておいた方が平和ですよね。

穏便さ大切。

いのちだいじにって、堀井雄二さんもドラクエで仰ってるし。

 

でも、だからこそ強くなるっていうのもありますよね。

お腹の中に、そういう「声」を持ってない人は、モチベーションを保てないと思うから。

 

RE 勝色の街の隙間にあるそれは 巨人の指ともよだれとも言う

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亜熱帯化した夜、いい感じにカオスですよね。

 

雑踏と温度・湿度にピリピリした感じを、「勝色の街」と表現されたのでしょうか。

 

縁日の屋台の焼きそば・お好み焼きとか、ああいうのも好きなんです。

この季節ですと、浴衣の方もお見かけしますし。

 

もう、毎晩、どっかでお祭りやって、近所に屋台出てくれないかなって気持ちになるのでした。

 

B級グルメ的な食べ物が、一番似合うのって、この時期の夜のドロッとした街かもしれないですね。

RE 良薬でないと知っててどこまでも甘いあなたに溺れてしまう

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振り返ると、人生経験って意味では薬になるのですけど、RPGのLv上げみたいに経験値を求めて行かなかったです。私は。

また、フィクションはいいな、詩歌・言葉の自由さも思わされました。じっさいに、「溺れる」ってなかなか体力気力入りますから。依存・共依存とか心配ですし。

 

誰かを思う、それこそ自分より大切な人を想うということは、心身によくないことかもしれません。健康に良くないから恋愛を禁止しますって主張が出ても一理はあるかもしれない。賛成しないけど。何が言いたいかというと、この歌の魅力は「知ってても」「しまう」という、巻き込まれてどうにもならない点にリアリティを覚えたのでした。