RE 図書館の席が荷物で埋まるころ 私も好きな本をさがしに
スポーツ選手に憧れるように、本が好きな子は、一度は夢見たことがあるのではないでしょうか。図書館に住めたらいいのに、とか、帰りたくない、帰るのが惜しいって。
中学生くらいの頃、学校終えて図書館に行って、好きな本を探してお気に入りの席に座り、だんだん人が減っていく図書館を見ていたことがありました。
家に帰りたくないのではありません。静かで広くて好きな本が山ほどある空間が愛おしくて、時間が止まればいいのに、図書館が自宅だったらいいよなあ、みたいな思いを抱きました。
この作品が、そんな記憶を呼び起こしてくれました。
返歌
図書館の席で背中を見かけたよ没頭してた旅を聴かせて
夕暮れの閉館時間迫る頃このままここに泊まりたい場所
