RE おかしくはなりきれないで破れにくいストッキングを選んで被る
おかしくはなりきれないで破れにくいストッキングを選んで被る#tanka
— 岩倉曰(2号店) (@wakuwakuiwaku_2) November 9, 2019
スレスレというかギリギリというか、どっか理性が残ってるってことが、リアルだなあと感じます。
ストッキング被る理由が、強盗とか変質者とかだと整合性がまだありますけど、「ただ自分が鏡の前で変な顔すること」 だけのために、破れにくいストッキング被ってたら怖くないですか。
岩倉曰さんの作品は尖ってるというかパンクな印象があるのですけど、この作品も攻めてるなあと思うことでした。
(ていうか、破れやすい・破れにくいってあるんですね(詳しくない))
RE さつま芋ご飯を出せばブーたれる どこの家庭も女性は出すが
616 さつま芋ご飯の短歌 男性蔑視..じゃないですよ?*1: 短歌短歌!! (英語のポエム添え)
え? 炊き込みご飯を作って食べさせてあげて不満げってことですよね。
主体優しすぎる……。
『聖☆おにいさん』に、ブッダが石と雨水をスッとイエスに出して、「どこの鬼嫁かと思った」ってシーンがあるのですけど、食料もったいないので、石と雨水出してやれって思います。いや、しませんけど、しませんけど心の中では。
異文化だと、もてなしてくれているけど、うけつけない食べ物とかありますよね。そういう状況で、もてなしてくれた方に嫌な思いをさせないよう、礼儀正しくいただく姿勢があります。そこまで高いハードルではないのだから、もてなされている自覚持とうよって思うことでした。
……さつま芋ご飯にする前の、スーパーとか八百屋さんで買ってきたばかりの、乾燥して硬いさつま芋でゴチンってぶってはいけませんが、ぶっちゃえって思う。バールのようなものの代わりに、さつま芋のようなもので。
※はてな記法の関係で、顔文字が正確に表示されなくてすみません><
*1: ;゚ Д゚
RE 女性いる?まるで僕らがゴミみたい(°益°╬)
「どうせ、男だけなんだろ?」の意味なのか、「女子いるなら混ぜて」なのか、どちらなのだろう。どちらにも読める気がする。
個人的には、そうたずねてくる方とは距離を置きたいので、「男だけだし、店も予約してあって調整できないごめん」とか、塩対応すると思う……。女子がいるいないに関わらず、嫌なお酒になりそうな予感しかない><
RE 仲直りしようと言えずハチミツを多めに入れたクッキーを焼く / かわいくてやさしい私は愛されて 彼は私を見て見ていない
仲直りしようと言えずハチミツを多めに入れたクッキーを焼く#短歌 #恋愛短歌同好会
— 浅葱あおい (@asagi_aoi_) November 8, 2019
共感します。
クッキー焼くという行動・選択肢があるだけ羨ましいかもしれない。
喧嘩するのは簡単なんですけど、仲直りできる関係性より強い喧嘩をしちゃうと、修復するの大変ですよね。鍵のかかった箱を開けたいのに、鍵は箱の中にある! みたいな感じ。かといって、喧嘩しないで過ごせば、仲直りできる関係性に育つわけでもなくて。
正解なくて「どうしろと?」って問題が、太古から今日まで繰り返されてきたわけですし、「言えなさ」を察する力とか、色々大事なんですけど、そこを「ハチミツ多めのクッキー」で切り取ったのが、オシャレだと思います。
……ハチミツ多めのクッキーと気づけ無い舌の持ち主で、仲直りのサインと察することが出来ない相手だと、主体の頑張りが空振りになってしまうから、届くといいなあと応援したくなる、作品です。
かわいくてやさしい私は愛されて 彼は私を見て見ていない#短歌
— 浅葱あおい (@asagi_aoi_) November 8, 2019
こちらは、「温度」がスッと下がる作品かもしれないですね。
「この人は私に何かを投影してる」のかもしれない。
「いや、そこは事実だけど、見て欲しい・受け入れて欲しいのはそこじゃない(優先順位の不一致)」かもしれない。
なんだろう。
「コミュニケーション大事にしようって言ったよね」
「話し合って来たじゃないか」
とか、色んなすれ違いってあると思うのですけど、ズレが生じます。お互いに分かる言葉を探せる二人なら、だいたい乗り越えられるのですけど、気力体力に限界あるから、ズレに気づく感受性の高い側が先に消耗しちゃうんですよね……。
距離感・関係性が近いから生じる悩みではあると思うのです。
どうでもいい人なら、なんのこともなく流せるけど、大事な人だからこそ「ズレ」を見過ごせないことってありませんか?
RE 言祝ぎのことばを探そう 言霊はあると言い張る僕なのだから
言祝ぎのことばを探そう 言霊はあると言い張る僕なのだから#tanka #jtanka
— 根本博基の短歌 (@c6iOEExLqVzWBYc) November 9, 2019
美しい。
メタ的というか、詩歌・短歌を作る方がこう詠まれること自体、すごくいいと思います。
誰かを送り出すのかもしれない。
大切な人との別れの歌かもしれない。
なぜ、主体が「言祝ぎのことば」を探そうとしたのかは分からないです。
おそらく言葉を大事にする主体なのに「探す」必要があるのは、気持ちと理性に葛藤が生じる場面なのかもしれないです。
そうじゃなくて、理由はないけど探したのであれば、主体の「あり方・生き方」に共感します。
言祝ぎのことば、探したくなりました。私は幾つ持っているだろう。
何度、となえて来ただろう。
RE 元カノの話を聞いてヘコむほど飼い慣らされてなんてあげない / いまどきはどこもかしこもスケルトンいともたやすく奥のほうまで
元カノの話を聞いてヘコむほど飼い慣らされてなんてあげない #短歌
— 朝倉冴希@短歌 (@dassan34) November 9, 2019
「飼いならされてなんてあげない」は、距離感かなって受け止めました。
なんでも話し合える関係性は比喩みたいなもので、信頼関係とか安心感のことだと私は考えています。
元カレであれ元カノであれ、包み隠さず話す側は楽だけど、聴いて胸に収めてまるごと受け入れる側は大変ですよね。それぞれの正解があるから、話したい・聴きたい人を止めはしないけど、私は話さなくて良いこと・聞かなくて良いことってあるかなあと思っています。
そのカードは通用しないからね! というか、花と棘というか、チャーミングな作品だと感じました。水面下でのジャブの応酬というか。関係性に季節があるとしたら、一緒に歩き出すかどうかって時期かなあ、なんて思うのでした。
いまどきはどこもかしこもスケルトンいともたやすく奥のほうまで #短歌
— 朝倉冴希@短歌 (@dassan34) November 9, 2019
こちらは、スケルトンから想わされることの幅が広くて、味わい深いです。
スケルトンな作りから、情報と可視化を連想します。何がスケルトンなのかを考えるのも楽しいですし、どこのどれくらい奥なのかも、また。
また、詩歌・短歌って「音」でもあるから、音読して、リズムの良さも楽しめますね。
キリッとしてイナセな感じがします。