短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 僕以外みんな灯りを点けたから星がひとつも見えなくなった

 

すごく好き。

「僕以外」がいじわるしてるわけではないけれど、結果的に主体から星を取り上げてますね。星と光害ってことと、「ぼっち」を重ねて表現されたこと、凄い。

 

主体の自意識・感受性が高いから見えなくなることもあれば、気にするしないのレベルではないことだってあるでしょう。

 

『「僕以外」という比較の対象がいるからしんどい部分』と、「主体と星だけだったら、孤独は成立するのか」って2点で、孤独とは何かを意識させられました。

 

 

比較しなければだいたい解決とか、気にするから気になるみたいに、「答え」を持ってる人や、悟った人は少ないでしょう。頭で分かるけど、しんどいし息苦しい。

 

「ぼっち」を足がかりに、「コチラ側とアチラ側」のどうにもならない溝も描いた作品に感じられるのでした。作品に戻ると、ぼっちだからこそ、星くらい見せてって気持ちになりません?