短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 愛することなんてできない 体じゅう管だらけになっても生きていて

愛と執着と呪いの境界線ってあるのでしょうか。

 

写実的な作品であるのなら、極限状態ですよね。価値観も人生観も全員違うから、正解なんてなくて、祈って見守るしか出来ない。

 

愛って言葉の扱う範囲で済ませてたまるかって、強い思いの熱量にしっくりくる言葉を探しているのかもしれない。

 

あるいは、平和な日常にいるのだけど、「これくらい強く、私はあなたに生きて欲しい・居て欲しい気持ちがある」って受け止めも出来るかなあと思うのです。

 

この作品に対して、「うん、いいよ」って約束して、約束守れることって少ないでしょう。僕らの最後って、自分ではどうにもできないものだから。だから無責任な言葉なのは理解していても、即答出来る関係性がもしあるとしたら、眩しいな。

そう考えると、僕らの言葉や愛や執着や約束って、体じゅう管だらけになる・ならない以前に、距離の近い相手を「縛る」から、僕らは目に見えない管をたくさん体につけて生きているのかもしれないですね。