短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 仲直り端末装置としてすッごい飛行機を折り背中をねらう / ヒーローでいてね、いつでも、いつまでも、わたしが河を渡ったあとも

一首にこめられた願い・祈りと、長い長い時間がとても心に残ります。大切な人だから私より後からおいでとかではなくて、たぶんそんな気持ちも「あとも」に含めた上で、かつ「ヒーロー」でと詠まれている。すごくいい。

言われた側は責任重大です。おそらくはりきり過ぎて、「そこまで求めてない」って主体に引かれたりするのかもしれない。

誰もが誰かのヒーロー・ヒロインで、飾りすぎない身の丈のちょうどよさ・無理のないさじ加減、疲れない関係性を探してるのかもしれないですね。 

 

これは都会的ですごくオシャレだと感じました。

発想と関係性が素敵。

喧嘩して物凄く怒ってる時に紙飛行機届いても気づかないかもしれないし、余計こじれるかもしれない。そうではなくて、お互い「きっかけ」探してるくらいの温度の状態なのかなあと思うのです。

猫とか眺めてると、いつのまにか仲直りしてることないですか? 仲直りのしかた、鉾のおさめ方も、家風というか個性というか、色々ですよね。

 

ちなみに、背中の持ち主の注意が逸れ、喧嘩したことも忘れるくらい、すッごい紙飛行機の場合はですね……。特許とって本を出すと、仲直りが苦手な方々が救われるかもしれません。

 

「最近、すッごい紙飛行機に狙われない?」

「君も?」

 

そんな会話が、生まれるかもしれないですね……。