RE こころから好きだったはずの恋人が徐々に風化しゆく日曜日
風鈴の音とあなたが好きだったの。一緒に死にたいくらいの夏が。 #短歌 #tanka
— 笛芽 (@pheme_tanka) October 22, 2019
春日向好きだったはずの君がいて、億劫だしもう潮時かしら #短歌 #tanka
— 笛芽 (@pheme_tanka) October 22, 2019
手に入らない人なら 私はどこまでも追いかけてみる 怖くはないから #短歌 #tanka
— 笛芽 (@pheme_tanka) October 22, 2019
こころから好きだったはずの恋人が徐々に風化しゆく日曜日 #短歌 #tanka
— 笛芽 (@pheme_tanka) October 23, 2019
連作ではないのですが、TLを拝読して、4首並べてみました。
まったく別々の作品のはずだけど、こうしてみると一つの波が生まれる気がするのです。コントラストの強い夏の歌から始まって、潮時かなってなって、それでも追いかけてみるって歌があって、風化していく日曜日の歌。
カラフルだったりパワフルだったりする側面と、倦怠感というか虚しさというか、冷めていく心の両方が歌に現れますね。どちらか片方ではない点にリアリズムを感じます。
恋愛に対する熱量とか生命力という点で、「追いかけてみる」一首は眩しくも感じられました。実際は、追う側も追われる側も大変なのでしょうけれど、それでも。