短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE こころから好きだったはずの恋人が徐々に風化しゆく日曜日

連作ではないのですが、TLを拝読して、4首並べてみました。

まったく別々の作品のはずだけど、こうしてみると一つの波が生まれる気がするのです。コントラストの強い夏の歌から始まって、潮時かなってなって、それでも追いかけてみるって歌があって、風化していく日曜日の歌。

 

カラフルだったりパワフルだったりする側面と、倦怠感というか虚しさというか、冷めていく心の両方が歌に現れますね。どちらか片方ではない点にリアリズムを感じます。

 

恋愛に対する熱量とか生命力という点で、「追いかけてみる」一首は眩しくも感じられました。実際は、追う側も追われる側も大変なのでしょうけれど、それでも。