短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 視力が1.0あれば見えていた 夜空に過去の天体がある

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BUMP OF CHICKEN『天体観測』

 

BoAのメリクリもそうですが、BUMPの天体観測も自分の声帯の限界というか狭さをつきつけられる作品です。懐かしいし古びない作品だなあ。

 

夜空からこの歌を連想しました。

さて。

裸眼だと0.1とかなんですけど、17の時に2週間くらいホームステイさせていただいた土地で、降るような星空を経験しました。メガネありで数え切れない星、メガネ無しでも明るい星が見えました。懐かしい。

 

何光年もかけて「過去」の光が届くことは物理的な事実ですけど、「あれば」「見えていた」に加えて「過去の」が加わり、ここちよい波が生まれていますね。

 

視力に限らず、「ああ、あの時、何かが足りなくて気づけなかった・見落とした」って事柄にリンクする力のある詩歌だと感じました。