短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 線路から右手の空へ押し上げた 夏の陽射しは分解されて

tanka.sblo.jp

いや、私とかある日この世界から居なくなって、友だちに「ぼんさん、どうしたんだろう..」って言われたら。「あ、ごめん、夏の陽射しに分解されちゃって」がリアルな回答なんです。

死生観は様々だから、爽やかでいいなあと感じましたよ。

ぼんさん聡明で感受性も尖ってるから、見えること・感じること・気づくことも様々でしょうし。

 

僕らは原子分子で構成されている以上、長い目で見れば「夏の陽射し」に分解されてるっちゃあ分解されているんですよね。風化とかではないとはいえ、太陽が介在しなければ、火葬する燃料さえ手に入らないから。

 

さて、この作品の面白さは、「重さのある陽射し」ではないでしょうか。

肌に痛いし湿気は重いし、光に重さを感じそうになる日々です。

「押し上げた」陽射し、反射させるとかより一段強い表現ですよね。

 

ぼんさんワールドだと想いました。