短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE あのひとは天使にふれたことがあるらしいので死を怖がりません

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「天使とは?」って話ですよね。

Aを怖がらない理由って、Aより恐ろしい何かを知っているからか、A自体をよく理解しているから、という2つの理由がメインではないでしょうか。

 

私はが犬怖くない理由は、犬と仲良しになったからだから後者。

私がスズメバチ怖くない理由は、もっと怖いもの知ってることと、どう対処すればいいか知ってるので両方をバランスよくかな。

ところが死って、不死の人はいないので、医療などは存在しても、「対処」しきれない問題のはずなんですよね。哲学とかいろんなもの総動員しないといけない。

 

作品に戻ると、天使と「遭った」こと、そのことがとても「恐ろしかった」とか「覚悟させられた」ので、死より天使が怖いって意味として受け取ると、どんな天使だ問題が起きます。ファムファタール味のある天使ですね。

 

そうじゃなくて、「あのね、死っていうのはさ」とそっと世界の秘密を耳打ちしてくれる、親切な天使だったから、死の理解ができて死の備えが出来た、ただそれだけのことかもしれないですね。

 

犬と仲良しになる感じに、死と仲良しにしてくれる天使。

天使の役割として、やはり職権乱用の疑いはあったりなかったり……。