RE それ以上近づくことはない波の 色濃い跡に私から行く
困ったときはテキトーに恋歌を投げとく、ってのが私のセオリーなんですけれども。今回もそんな感じで詠みましたのがこの一首です。
ふむ。
「私から行く」がミステリアスですよね。決意表明みたいに読むこともできると思う。
何より、波のイメージを持ってきたのが凄いと思う。
だって、波って海が出来てから海がなくなるまでずーーーーっと存在するものですよね。人生の一時期をカラフルにして温めてくれるもの、「季節」とかではなくて、そこにあってありつづけるもの、ほとんど永遠に等しいものですから。
恋をして「荒波」が一時的に発生とかじゃない、雄大な作品だなあと思うことでした。