短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE それ以上近づくことはない波の 色濃い跡に私から行く

tanka.sblo.jp

困ったときはテキトーに恋歌を投げとく、ってのが私のセオリーなんですけれども。今回もそんな感じで詠みましたのがこの一首です。

ふむ。

「私から行く」がミステリアスですよね。決意表明みたいに読むこともできると思う。

何より、波のイメージを持ってきたのが凄いと思う。

 

だって、波って海が出来てから海がなくなるまでずーーーーっと存在するものですよね。人生の一時期をカラフルにして温めてくれるもの、「季節」とかではなくて、そこにあってありつづけるもの、ほとんど永遠に等しいものですから。

 

恋をして「荒波」が一時的に発生とかじゃない、雄大な作品だなあと思うことでした。