短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 鉛色の雲の裏地に伏せる日を ぬれた指で拾い上げる空

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tanka.sblo.jp

2018年3月スタートで、300首突破したのですね。お疲れ様です。

 

空の質感って、光の強さが関係するのか、青空でも曇天でも、金属を思わせる名前がありますよね。「鉛色」もそうですし。でも、あくまでも色の名前であって、鉛色が鉛のように硬い必要はなくて、「裏地」に使うことも出来ますね。このあたりの表現の仕方が、印象的です。

 

ただ観察しているのではなく、「ぬれた指」が空に関わっていたりすることも、また。