RE うたたねしたたくつぶてをかぞえてる けたをとんだりまきもどったり
雨音、心地いいですよね。
作品を全て平仮名にされたことも効果的だと感じます。
ことに、「けたをとんだりまきもどったり」が、私にはリアルに感じられます。
雨が降っていて、それは心地の良い雨音で、うとうとしてしまうわけですが、無意識に雨音を数えているとします。「1,2,3……」と数えられる程度の雨音なのかもしれません。そんなカウントの「桁」が飛ぶとか、巻き戻るということは、うつらうつらしてる時の描写として、私にはとてもしっくりきます。
返歌
うたたねをしたたくつぶてをかぞえてる 君の街にも降っていますか
うたたねをしたたくつぶてをかぞえてる 雨宿りするあの子を思う
眠りって気まぐれだけど優しくて 酔うまでもなく酔わせてくれる