短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE また別の壁に面する窓で知る そこまで伸びる花の匂いを

tanka.sblo.jp

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ヘクソカズラもすごい名前つけられちゃいましたね。誰だよ名前つけたの。

 

花の生態的には、何か意味のある臭いなのでしょうね。悪臭というと、ゲームが好きな私はFFのモルボルを思い出します。あれが壁にはりついてて「よっ」て言われたら困りますね。困るというか命にかかわる。

 

「また別の壁に面する」が興味深いです。窓Aで襲撃され、窓Bを開いたら「やあ」ってヘクソカズラがいたのかもしれない。あるいは、窓Aは雑草として対処され、やれやれと思ったら窓Bで再びかもしれない。イメージが膨らみます。

 

それでも、「そこまで伸びる花」という表現を見ると、悪臭ある花だけど、そこまで伸びてきた命にいじらしさみたいのを感じて、「そこにいな」って見守ったり受け入れたりできるのかなと思ったりもします。

花に悪意はないですもんね。(あったらどうしよう)

 

返歌

また別の壁に面する窓で知る やっぱりここも脱出できない

 

あの壁は管理する人いないから すっかり蔦におおわれたよね

 

悪臭を気にしなくてもいいのにな 自然なままで遊びにおいで