RE いくつかの層にわかれる空のうち どれが好きかな私はどれも
空がカクテルみたいに感じられる作品ですね。
イメージが美しい他に、「私」が登場したことが、珍しいと思います。
受け止め方としては、主体が「私はどれも」かもしれないし、「どれが好きかな」「私はどれも」という二人の会話にも見えます。
「夕陽」「うん」みたいに、全部を言葉にしなくても、想いを共有できたり、美しく惹かれる何かを大事な人と並んで見ることが出来るって、特別な時間ですよね。
そういうイメージも好きだし、自問自答するかのように一人空を見て、足を止める姿もまた美しく思うのです。
返歌
いくつかの層にわかれる空のうち どれに潜ればよく眠れそうなの
いくつかの層にわかれた空の君 機を立て直し 帰ってこいよ
この空を見せたい時に限って君は 僕の隣を留守にしている