RE カーテンは雨の聞こえるその部屋の 内側に向き呼吸する
ぼんさんワールドですね。カーテンの「呼吸」ってきた。彼の感性はすごくフラットで、虫とか気持ち悪いものという既成概念から自由ですけど、無機物も有機物も無く、彼の世界では本当にカーテンは控えめに息をしてるのかなと感じました。
雨の音、どんな風に聞こえますか。
スコールみたいですか、それとも優しい雨ですか。心の中に降る雨もありますよね。
災害みたいな大変な雨もあります。
この作品からは、僕は優しい雨を連想します。豪雨なら窓しめるでしょうし。
カーテンのゆらぎを、例えば5cmの幅で、何秒感覚でとはせず、ただ「呼吸」とすることで、かえってぼんさんのイメージを読み手に届けやすくなったように思えます。
返歌
カーテンは雨の聞こえるその部屋で 傷を癒やすとじっとしている
カーテンは雨に降られてぐっしょりと重みに耐えて朝を待ってる
カーテンのまだ無い部屋に住んでいる 眠るだけだし 星も見えるし