短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE カーテンは雨の聞こえるその部屋の 内側に向き呼吸する

tanka.sblo.jp

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ぼんさんワールドですね。カーテンの「呼吸」ってきた。彼の感性はすごくフラットで、虫とか気持ち悪いものという既成概念から自由ですけど、無機物も有機物も無く、彼の世界では本当にカーテンは控えめに息をしてるのかなと感じました。

 

雨の音、どんな風に聞こえますか。

スコールみたいですか、それとも優しい雨ですか。心の中に降る雨もありますよね。

災害みたいな大変な雨もあります。

この作品からは、僕は優しい雨を連想します。豪雨なら窓しめるでしょうし。

カーテンのゆらぎを、例えば5cmの幅で、何秒感覚でとはせず、ただ「呼吸」とすることで、かえってぼんさんのイメージを読み手に届けやすくなったように思えます。

 

返歌

カーテンは雨の聞こえるその部屋で 傷を癒やすとじっとしている

 

カーテンは雨に降られてぐっしょりと重みに耐えて朝を待ってる

 

カーテンのまだ無い部屋に住んでいる 眠るだけだし 星も見えるし