短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 泣くほどに授業準備をしてたとは知らなかったの先生ごめん

確かに。

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 中高生ならともかく、小学生とかだと、まだ「仕事・役割・大人」とかよく理解できなかったですね。自分の親や祖父母も同じ人間で、幼い頃があったと自覚できたのは幾つのことでしょう。

この作品が面白いのは、「泣くほど」が「今」だと捉えると、いっぱいいっぱいの先生がクラスでしくしく泣き出して、生徒が「すまん」ってなだめて謝ってる光景に見えます。

でもきっとそうではなくて、「私も先生になってみたら、こんな大変だと思わなかったよ、先生」って意味かなと受け止めました。

どちらも、とてもチャーミングだと思います。

 

「ごめん」にフォーカスすると、またさらにイメージが広がりますね。好きです。

 

返歌

泣くほどに背負って帰る宿題は すでに涙がしみこんでいる

 

いいですか授業準備をいたします お願いだから しっぽをどけて

 

泣くほどに授業準備をしてきたぞ 忘れられない時間にするぜ