短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 送迎を断ってから降るなんてそれがお前のやり方か、雨

岩倉さんがまとめたら、いそいそ読みに行くしかないですよね。不可抗力。

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3首引かせていただきました。

 

送迎を断ってから降るなんてそれがお前のやり方か、雨

雨はこちらの予定も事情もおかまいなしに、ただ降るだけですよね。それは主体も知っている。それでもなお、マジかよって気持ちは心に浮かぶことでしょう。

友達と喧嘩して「ふーん、そういうやり方するの」と言うかのように、雨に対して問いただしてる感じが、好きです。

 

イカバー溜まりで溺れる蟻んこよ夏被害者の会に入るか

蟻にしてみたら、「いいから助けてっ」「助けるの助けないのどっち」「夏被害者の会に入れば助けてくれますか、ねえ!」みたいな、すごく切羽詰まった状況ですよね。

そこを、観察して、「入る?」ときいてる姿をイメージして、和みました。

(助けてあげて……)

内容は異なりますが、蜘蛛の糸カンダタの関係を連想す。仏的なしずけさ繋がりでしょうか。

 

そのぐらい笑った方がかわいいよ防犯カメラに向かってピース

 「可愛くある」ことは、ここまで覚悟が必要なのですね。ここまでってこともないかな。防犯カメラはおそらく誰かが監視してるし、一定期間保存される存在ですよね。そこに対して、「怪しいものではありません」と主張したくなる気持ちは分かります。

そこから更に一歩踏み込んで、ピースしちゃうテンション。夏のテンションですね。

 

返歌

送迎を断られたら降ってきた 戻る。待ってて。 LINEを入れた

 

昨年も一昨年だって暑かった 夏被害者の会は盛況

 

意味のない可愛さなんていらないの サービスですよ 防犯カメラさん