短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE ガラス窓一枚が割く目の前の 水槽を出る一匹の虫

tanka.sblo.jp

深い。

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作品が何を語ろうとしているのか、読み解くの難解かもしれませんね。

眼の前の水槽は何かをガラス窓一枚で割いている。

そこを出ていく一匹の虫は何か。

 

小さな水槽の中に虫がいて、魚に食べられそうになりつつ、やっと這い出してきたのかもしれない。でも、この作品のイメージはそうじゃないですよね。

「一匹の虫」が僕らだとしたら、水槽は何になるのでしょう。

 

身近にある「ガラス窓」から、こうイメージを広げられたのですね。

 

返歌

ガラス窓一枚が咲く目の前に蜜を求めるガラスの蜂が

 

この場所は無限から見てどの程度離れているか気付いてますか

 

モノクロの中を歩いているようだあなたのいない日常の色