RE 人ごみとうんちのビルとデパートの 隅々に陽の行きわたる街
アレが燦然と輝いてしまったのですね。
東京の印象というと「便利」「人いっぱい」「だいたい何でもある」みたいな感じで、利用者目線なんですよね。対して、幼いぼんさんは街に行き渡る陽の光が心に残った。表現以前の、感受性の部分でこの視点はなかったなあ。
あと、東京というと、夜のイメージもあるから。
作品の流れとしては私の書いた「利用者目線」から始まって、下の句で一気にカメラを引いて俯瞰した感じがして、心地よいです。
いいことも悪いこともあるし、いい人もひどい人もいて、もの凄い数の喜怒哀楽が積み重なる大都会を、それでも太陽は等しく行き渡ってるって眼差しも、優しいですね。
返歌
人混みとコクーンタワー ビル街の どこにあなたを落としてきたの?
人混みは苦手なんです猫ですし キャリーに詰めて何するつもり?
夜が明けて夜に汚れた惨状をくっきり照らす 「そうじなさいな」