RE 体感が塑性加工を施した この瞬間は手が触れている
塑性加工って初めて知ったかも。
みずみずしい感性だと思いました。
大事な人と手をつなぐまでもなく、同じ街を歩くだけで楽しい時ってあるなあと思い出します。あの高揚感やドキドキはなんなのでしょうか。
主体は、おそらく彼女と手が触れた「この瞬間」を塑性加工したわけですよね。永遠にするどころか、その形にしてしまった。たしかに人を好きになって深く関わると、お互いに影響を与えて「変わる」ことありますよね。
この作品の魅力は、とてもロマンチックで、純粋な心の働きを描いているのですけれど、一言も直接的に表現していない点です。
それがぼんさんの作風でもあるのですが、直接的に(言えるけど)言わないよって部分に、男気(おとこぎ)を感じます。
返歌
体幹に塑性加工を施すと ジムから君が 帰ってこない
体感が塑性加工を施したこの瞬間は きっと忘れない
手を握るまでが半年かかったと 折に触れてはいじられている