RE 「10cm？せいぜい2cmくらいでしょ？」あなたのものさし使わないでよ

「10cm？せいぜい2cmくらいでしょ？」
あなたのものさし使わないでよ#tanka #短歌

— 祐 (@you31tanka) 2018年6月11日

例えば、同僚にこう言うこともあるでしょう。恋人やご夫婦でこう言うこともあるでしょう。ドラマや映画のセリフにあっても不思議無いですよね。

主体から見て、大げさに感じられることを押し付けられそうになって、ふざけんなと押し返すような状況ですよね。「あなたのものさし」という表現が素晴らしいです。

上の句でかっこの中に入っている部分は、5倍違いますね。「せいぜい2cmくらいでしょ?」と言えたら、対人関係ずいぶん楽になると思いませんか。

実際は、角が立つから、遠まわしに言うけど一向に伝わらないとか、なんとか頑張って冷静に伝えたけれど相手が「ものさしの違い」を理解できないとか、色々ですよね。

この作品の魅力は、あるあると共感できるだけでなくて、「あなたのものさし使わないでよ」は日常の様々な場面に当てはまるから、その数だけぴったり来る人もいるでしょうし、様々な状況をイメージすることもできますよね。

「ものさしは1つじゃないよ」「こっちにもものさしはあるよ」ってことを、なかなか分かりあえない寂しさや、だからこそ愛おしい事柄を思わされました。

返歌

「ねえ待って摂氏で言って華氏やめて」「スマホでアプリ探してみるよ」

被害者になりたがるとこあるでしょう?　そういうとこよ損してるのは

ものさしをぶつけ叩いて喧嘩して五年かかって言葉通じた