短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 梅雨前の雨が太鼓を打つ庭で どくだみの葉は濃緑となり

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雨が葉を打つ心地よい音と、雨に濡れて色が濃くなる葉っぱ。

31文字で、写真というより、ムービーを撮ったような作品ですね。

 

通勤通学も不便になるし、むしむしするし、憂鬱な梅雨ですけれど、植物はもしかしたら年に一度の楽しい季節なのかもしれないですね。

雨に濡れてつやつやした植物は、なんだか心地よさそうに見えるのです。

紫陽花は雨に濡れると綺麗だよねときいたので、見に行ってみました。綺麗でした。

晴れた日の紫陽花と、雨の日の紫陽花は、それぞれ質感が違いますね。

晴天の下で見る紫陽花は幾何学的に感じられて、雨の日の紫陽花は、無数の水滴をたたえたためか、ホッとしてるように感じられます。

そんな紫陽花の横にも、どくだみは生えていました。白い可愛らしい花なのに、すごい名前をつけましたね。昔の人達。

 

そうそう。ぼんさん、記念すべき100回目の更新、お疲れ様でした。

 

返歌

梅雨前の雨に打たれて帰る道 カッパはふたり ポンチョは5人

 

この場所を動けないから待ってたよクリーム色の優しい雨

 

どくだみの葉っぱを煎じ僕のため狸がお茶を届けに来たよ