RE これまでの話の束をひとくくり燃えるはずないゴミとして出す
これまでの話の束をひとくくり燃えるはずないゴミとして出す #jtanka #tanka #短歌
— 谷松林 (@shorintani) 2018年6月2日
「話」を束にして、ゴミに出す、しかもそれは「燃えるはずないゴミ」として出す。イメージとして、とても惹かれます。
不愉快で、時間を返してくれと思うような話であれば、僕は「燃えるゴミ」にしたいです。それだけでなく、記憶を消す消しゴムも欲しいくらいです。
そうではなくて、とても近い関係性、信頼している友人ですとか、恋人や伴侶などと、「分かりあえなかった」から、束にしてひとくくりには出来ても、「燃えるはずのないゴミ」になるのかなと思いました。
そう受け止めた場合、「これまでの話」の扱う範囲はすごく広いですよね。
1つの話題に関して、「僕らは分かりあえないね」という結論にいたったのなら、人間関係は続きます。
でも、友人なら付き合いを考える、恋人や伴侶なら「別れる」決断をした場合は、今までその人と接した全ての時間も「これまでの話」に含むことができないでしょうか。
別れがあって、プレゼントをとっておく方もいれば、処分する方もいますね。僕は後者なので、捨てられるものなら「束」にして「これまでの話(大切な人と関わった時間全部)」を処分することも考えます。
ただ、それは、私にとって本当に大切なものだから、たやすく燃えてもらっては困ります。私はこの作品を、こんな受け止めて、共感しました。
返歌
これまでの話の束を広げたよ本州くらいあるみたいです
燃えなくて埋め立てるわけいかなくて海へと至り君に降る雨
泣きながらゴミに出してたあの人の胸に刺さったトゲが気がかり