RE 手も脚も翅にならずに朝毎のヒトが人たるメタモルフォーゼ
手も脚も翅にならずに朝毎のヒトが人たるメタモルフォーゼ
— けら (@kera57577) 2018年5月26日
『 変 』 けら #うたの日 #tanka #けら575 #the575 #17_ch #jtankahttps://t.co/UKDV3iyGwL
♡♪評ありがとうございました。
さちさんの票の通り、胡蝶の夢っぽいものをイメージしました。目覚める度に成長していたらいいなぁ
胡蝶の夢! そんなイメージを持たれて、そう鑑賞された方がいるのですね。
「ヒトが人たるメタモルフォーゼ」は、「それにつけても金の欲しさよ」みたいに、汎用性が高い下の句な気がします。
「瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばヒトが人たるメタモルフォーゼ」とか、試しに山上憶良の上の句を借りてみましたが、一気にSFの香りがすると思うのは私だけでしょうか。
まず、この下の句の安定感がとても好きです。
次に、「ならずに」の部分ですね。僕らは通常、手も足も翅にはなりません。ならないから、芸術が生まれたり、何かを発明したりするのではないでしょうか。そんな日常を、さらっと4文字でひっくり返されるのが、とても素敵です。
まるで「変だよね、今日もならなかったね」と、話すのが普通の世界を見るようです。毎日、私が私で有り続けること。その不思議さを、SF的な視点で見せてくれますね。
メタモルフォーゼしたのは、作品を鑑賞した私なのかもしれません。
返歌
手も脚も翅にならずに今日もまた私はわたしあなたではなく
ひとがたのメタモルフォーゼやってます日曜の朝テレビの前で
カフカなら手足も翅も奪い去り変化していく家族を描く