RE 人ごみをかきわけ入るそば屋にて 麦茶一杯注文を待つ
なるほど。「かきわけ入る」は、お腹空いてるとか、繁盛してるお店とか、そんなイメージを受け取っていました。ぼんさんの実体験は、違う意味の「かきわけ入る」だったのですね。
私は、この短歌の「麦茶一杯注文を待つ」の言葉の座りの良さに惹かれました。どう表現したらいいのでしょう。伝統的なお蕎麦屋さんで、席に案内され、麦茶ということは初夏から秋くらいの期間でしょうか、きっと冷たい麦茶なのでしょう。
動作としても一拍置いていますし、間の取り方が美しいと感じられました。
向かいの席に、茶道の大家とかが座っていてもよさそうな雰囲気といいますか。
返歌
人混みに溺れ流されたどり着く麦茶三杯人心地つく
人混みをやっと抜け出し追いついた君のとなりはほんと落ち着く
脱サラしこだわり抜いた店長がそばの話をやめてくれない