短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 街の中植えられた木はそれぞれに 触れることない距離へと伸びる

tanka.sblo.jp

 

自然の森や林も、もちろん人が手入れしているはずですが、街路樹とは役割が異なりますよね。大きく育ちすぎて電線を傷つけてもいけない、物陰が出来てもいけない、枯れた枝が落ちてきて怪我をさせてもいけない。

町に緑を与えてくれるけれど、管理されている切なさを感じました。

また、人間関係もこうしたことはあるよなと連想しました。ぼんさんが切り取った風景が、様々なイメージを呼び起こしてくれます。

 

返歌

伸ばしても切られることは分かる枝素知らぬ顔で根で握手する

 

街なかに植えられた木はそれぞれに生まれ故郷と風でやりとり

 

秋の日の並木道行く心地よさ木々の悲鳴を知らず踏んでく